ニート in パリ - 行けっ森蔵!

偶然フランスはパリに移住することになった30代女子の生活。なぜか画家のベルト・モリゾに惹かれている。

電車と熱波とベッドとショウジョウバエと

パリには冷房が存在していない。


「ヨーロッパを熱波が襲う」というニュースが数週間前にあったかと思うが、私としては冷房がないのがいけないのではないかと思う。


まあ、その冷房も温暖化に寄与してはいるけれど、、、

 

地下鉄の車内にも冷房がないので、暑い上に酸素が薄い。
駅まで15分歩いて体がポカポカしているタイミングで暑い電車に乗ることになる。

 

最近、電車が空いている時は席に座ることを覚えた。
座ってしまうとスリ予防に油断しそうなので、座っていなかった。

パリに来てそろそろ4ヶ月が経とうとしている今も車内ではリュックを前に抱え、その上で腕を組んでいる。
まだスリにはあっていない。

 

しかし、昼食後に熱い車内で腕を前に組みながら座りKindleなんかを読んでいるとどうなるか。
ウトウトしてしまうのだ!!

 

これはヒマラヤ(?)で遭難している人同士が
「寝るな、寝ると死ぬぞ!」
と声をかけ合う状況と同じだと思う。

 

今、私の貴重品が盗まれてしまったら終わりだ。

働いていないし、ビザは更新中だし。


だからガッチリとリュックにかじりつき、水を飲んで気を散らしてみるのだが、体がポカポカだ。
ユニクロワンピの裾を膝までまくってみるが、かえって太ももの上に生地が集中して暖かい。
目が閉じてくる。
首がガクンと落ちる。
やばいやばい。

 

「すごい眠い」
と夫にLINEしてみるも、LINEするだけでは目覚めない。

 

だからウトウトすると、まっすぐ前を見て私なりのファイティングポーズをとる。
寝てないっすよ!

本当に、大丈夫っすよ!

 

 

 

眠いといえば、アパートのベッドだ。
備え付けのベッドだったので、私が選んだわけではない。
しかし、相当気持ちが良い。
柔らかさと固さのバランスが最高だ。

 

一人暮らしを始めてから、ずっと敷布団の上に寝ていた。
床を感じて寝起きの体が痛いので、夫とマットレスを買う案も出たが、ゲスト用の敷布団も重ねたら多少マシになったので、買わずじまいだった。
フランスへの引っ越しの際の手間も考えたら買わなくてよかったのだが、長時間寝れる環境ではなかった。

 

実家に帰った時も、母が子供達用に用意しているのは敷布団で、体が痛くて仕方ない。

 

大好きなキャンプも、周りの騒音以上に固い地面を感じたり、マットレスと寝袋がずれるのが気になって寝れなかったりする。


しかし、夫の先輩が探してくれたこのパリのアパートのベッドである。
気持ちよすぎて、起きれない。

実は備え付けの枕の高さと固さも絶妙だったりする。

 

働いていないので、せめて早起きして自分で1日にリズムを作ろうと思うのだが、朝7時に起きるなんて、とんでもない。

ベッドと枕のコンビが
「いいじゃん、もうちょっと寝ても。」
と言ってくる。

 

「フランス語の勉強しないと」
「宿題しないと」
「食器を片付けないとショウジョウバエが湧く」
「掃除したいし」
「ブログ書きたいし」
「おやつにケーキ焼かないと」
「その後にNetflixだって見たいだろ」

とやらないといけないこと・やりたいことを頭の中で羅列してみるのだが、

 

「まあまあ、落ち着いて。一息つきなよ。」
と至極全うなことをベッドに言われる。

 


子供の頃、母が毎日、料理、洗濯、掃除、ドラマ鑑賞、料理、のサイクルをそそくさと回していた。

おやつでお茶を飲んで一息ついても、
「さあっ、夕食の準備でもするかな!」
と動き出すのである。

 

祖母は

「本当にウチの子は落ち着かないのよ。座っていることがなくて忙しない!」
と言っていた。
本当にそうだと思う。

 

社会人になって実家に帰って、一緒に京都とかに出かけても、障害者の妹が帰ってくる時間を気にして(仕方ないが)、やりたいこと・行きたい場所をそそくさ回ることになる。
家に帰ったは帰ったで、せっかく母娘一緒にコーヒーとおやつで一息ついているのに、
「あっ、そろそろ◯◯が帰ってくるかしら?」
「さあ、夕食の準備しないとね」
と動き出す。
もう少しゆっくりしても良いのでは。


しかし大人になって私も母のように時間に追われている。

最近どこかで

「忙しくしている時は、何かから逃げようとしている時」

と読んだが、母も私も何から逃げようとしているのか。

 

仕事がなくても時間に追われている。
お陰で、今は毎日休んでいるはずなのに、心が休まらない。
仕事がなくても、やりたいことは多いのだ。
で1日の終わりには「あれも終わらなかった、これも終わらなかった」というふうになってしまう。


だから気持ちが良いベッドでのひと時は大切だ。


あまり(目的がないまま)自分に厳しくしても自分が苦しむだけなので、なるべく気にしないようにしている。

 

仕事をしていない日はダラダラできる夫が羨ましい、、、
ゲームばかりやって、時間がもったいないのでは。

 

って私の母みたいな言い方だな、、、

 

 

・・・・・・・

パリのアパートで大好きなのがベッドだとすれば(ちなみにソファの座り心地も最高だ)、大嫌いなのはショウジョウバエだ。

 

日本でショウジョウバエが湧いたのは、古賀(茨城)にいた時だ。
ゴミ箱の周りを飛ばれてイライラした。

しかし「コバエコナーズ」という虫除けスプレーを発見し、ゴミ箱に吹いていたら多少改善された。

しかしパリには「コバエコナーズ」は存在しない。
窓に吊り下げる虫除けは存在するようなのだが、まだ見つけられていない。

 

キッチンのシンクに汚い食器が溜まっている時にショウジョウバエが飛んでくるのはわかる。
しかし綺麗にしても、今度はキッチン用雑巾の周りを飛ぶ。
イチゴを食べようものならすぐに飛んでくる。
昨夜はサンドイッチを食べようとしていた時に寄ってきた。
料理中もお菓子作り中も、作りかけの材料にはラップをかけないといけない。

 

食器洗い用スポンジの周りを飛ぶ。
生ゴミの周りを飛ぶ。
ゴミ箱の周りを飛ぶ。
洗面所の周りも飛んでる。

 

ネットで調べて塩素に近いものを買った。

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お菓子作りした後は消毒するようにした。
食器洗いスポンジは2日おきくらいに鍋で煮て消毒している。
シンク掃除用スポンジは塩素につけた。
夜にシンクの食器を片付けたり、洗面所を使ったりした後はささっと塩素をまく。

 

そのお陰で多少ショウジョウバエが減ったかと思った。
しかし、ここ数日ゴミ出しを忘れたら、もう湧いている。


夫は全く気になっていないようだ。
「ゴミ出しを手伝って」と頼んでも一向にやってくれない。
(そもそもアパートのゴミ出しの方法も実は知らない。周りの人を習って見て道に置かれているゴミ箱に入れるか、アパート前にゴミ箱が出ている時はそこに捨てている)

 

夫はそれよりも殺そうとした時にショウジョウバエが無抵抗なことにびっくりしている。
壁などにとまっている時に叩こうとすると普通は逃げると思うのだが、50%くらいの確率で逃げない。
今朝、洗面所のシンクにとまっていたので流そうと水を出したら、そのまま流れていった。

 


ショウジョウバエですら現状維持が好きなフランス人に似ている。

 

これ以上は言わないことにする(苦笑)。

 


とにかくショウジョウバエにイライラさせられっぱなしだ。
周りを飛んでいるだけならまだ受け入れられるけれど、私の大好きな台所や、食べ物の周りを飛ばないで欲しい。

 

もし良い対策を知っていらっしゃる方がいらっしゃたら、是非是非コメントいただければ!

 

 

 


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フランス学生ビザ更新の悪夢⑤

7/2(火)9:30。ついにビザ更新の日。

 

前日までフランス語の書類リストを何度も確認して、不足がないようにしてきた。
大問題だった銀行からの残高証明書も、先週木曜日、金曜日と電話を入れて、結局「7/1(月)10:00まで発行します」といったメールが行員さんから来ていた。

 

7/1(月)朝。夫が出勤前に
「そういえば、りりこさんが、『ヒロコさんが不安ならビザ更新面談付き合いますよ』って言ってたよ。連絡してみたら?」と言った。

 

早速りりこさんに連絡。
「本当にいいんですか?なんか悪い気がしてしまいます。」的なことをLINEしたら、お茶目なりりこさん、
「もし良ければ奢ってください♡」
はい、そうさせていただきます。

 

7/2(火)9:00シテユニベルシティの前で待ち合わせ。
私の家の前の電車が止まってて、戸惑った。
5分遅刻。あいたたた、、、


りりこさんは白シャツにネイビーのプリーツスカート、黒髪ボブカットで、タバコを吸っていた。
地平線をみつめるりりこさんはカッコよかった!

 

「りりこさーん、遅刻すみません。」
声をかけたところ、普段のりりこさんに戻った。
「あああ、すみませんヒロコさん、吸い始めてしまって!」

 

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りりこさんに案内されるまま、列ができているドアへ。


私は予約しているので列に並ばなくても良いが、書類に不足があって再度提出に来た人は、列に並んで通してもらうのをひたすら待つしかないらしい。
予約票を受付の愛想の良さそうな黒人のお兄さん(『最強のふたり』に出ている、ドリス役の俳優さん風)に見せる。


その先は小さくて細長い部屋に入れられる。ベンチに座って待っている学生風の男子たち、テープで仕切られた列に並ぶ女性たち。

りりこさんに導かれ、列に並ぶことに。
20分ほど経過。

 

全身白ジャージ(90年代ラッパー風)に身を包み、金髪と茶髪が混ざった髪を頭のてっぺんでハーフアップ(これも90年代っぽい)にした女の子のデスクへ。カーラ・デルヴィーニュを愛想良くした感じでかわいい。
私がビザ更新で緊張していなかったら、目の保養だったのに。
今楽しむ余裕はゼロ。

 

リリコさんが「ボンジュール!」と言って話を始めてくれる。


カーラ(勝手に命名)に言われるままにどんどん書類を出していく。
「パスポートのコピーは?」

え、コピーも必要なんだっけ?書類リストに書いてなかった気がするけど。

 

りりこさん「じゃあ、隣の部屋にコピー機があるから、コピーして来ましょう。」
一人でやってみようとするもコピー機の使い方もよくわかんない。
リリコさんが横に来てくれた。
「あ、前の人がお金入れたままにしてくれてるみたいですよ。ラッキー!じゃあ、パスポートとビザのページをコピーしてください。」

 

カーラ(勝手に命名)は別の男性の対応をしている。
しかし、隣の部屋に行くついでに、りりこさんを見ながら「ごめんねー!今対応するからね!」とニコニコ。
男性が手間取っている間も、横から顔を出してりりこさんに「ちょっと待っててね!」とニコリ。
おお、なんかカーラ感じ良いよ。
珍しい。

 

私たちがデスクに復帰。
「お待たせ!」カーラはニコニコしている。


書類チェックの続き。
「一緒に住んでいる人のパスポートと滞在許可証のコピーある?」
え、ない。
それ、書類リストになかったけど。

 

でも確かに銀行口座を開く時にも使った。
で、その経験があったから「私は彼と住んでます」的な書類は、その当時のを真似て自分で作った。
そっか、「私は彼と住んでます」的な書類は、彼のパスポートと滞在許可証とセットなのか。

 

「じゃあ、相方さんにもらいましょう。」とりりこさん。
どうやら、ほかの書類一式も全てコピーが必要だったらしい。
「大丈夫ですよヒロコさん。今日中に対応してもらえますから。」

 

りりこさん、今度はカーラに感じ良く依頼。「わかった、足りない書類は後で持ってくるね。確か、予約って1日有効だったと思うんだけど、書類準備できたら、受付に並んで予約票見せればいいかな?」
カーラ「受付に名前言っておいてくれればいいわよ。」
りりこさん、カーラの通訳。「どうやら、今日中に帰ってくれば、列に並ばずにこのお姉さんが直接対応してくれるみたいです。」


うっそ、すごすぎ。

りりこさん、カーラに対し「うわあ、優しいのね!」


カーラ、デスクから出てきて「受付一緒に行こう」とのこと。

受付のオマール(勝手に命名)にカーラ話しかける。
「この子、また戻ってくるから入れてあげてね」


オマール「予約票は?」
私、手元の書類をガサゴソ探す。え、ない!
バックも開いて探す。なんでないんだ?
りりこさん「ヒロコさんだいじょうぶですか?」
いやあ、大丈夫じゃないかも。


その時、カーラ「あ、そーいや、私のデスクの上かもね!」

走って取ってきてくれる。なあんだ、よかった。
オマール、手元のメモに私のフルネームを書く。
「この子(カーラ)のために特別だよ!」


オマール「いつごろ戻ってくる?」
りりこさん「遅めの時間を言っておいたほうがいいです」
私「じゃあ、12時で」
りりこさん、カーラとオマールに対し、「12時ってまだ空いてるかな?昼休憩かな?」
「いつでもいいよ〜!」とカーラ。
オマールも「この子ならいつでも空いてるよ〜。」カーラが殴るフリをしてじゃれてる。

仲良いなあ。その後も二人の内輪ジョークが続くが、聞き取れない。
とりあえず二人にお礼を言って、一旦外へ。

 

りりこさん「じゃあ、相方さんに連絡してみましょう。」
夫にLINEで電話。出ない。
「じゃあ普通に電話するか。」

私が真顔なのを見てりりこさん、「ヒロコさん、大丈夫だから。落ち着いて。なんとかなるから。」
夫、出ない。
仕事だから仕方ないか。
でも今パスポートのコピーが必要なのだ!

 

LINEの4度目のコールで出てくれた。必要事項を伝える。Gmailで送ってくれるとのこと。ふう。


りりこさん「隣の図書館にネットと繋がってるコピー機があるので、使いましょう。」
「なんで知ってるんですか?」
「私も初めてやった時に半泣きでコピー機探して歩いたんですよ。数時間歩き回って人に聞きまくって見つけたんです。私の当時の苦労が今生きるとは!」

すげえ。

 

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りりこさんに案内してもらい、コピーカードも買って、印刷。

途中自分のGmailのパスワードを忘れて、りりこさんのGmailを借りたり、印刷中に別の女性に勝手にパソコン使われて、勝手にネットの画面閉じられて、今度はりりこさんがGmailからログアウトできなかったりしたが、何とか印刷・コピー完了。

この時点で、私だけではビザ更新できなかっただろうと思えてくる。

 

11:30ごろ。
また受付でオマールに挨拶。

オマール「ヤマモトヒロコだよね?」と。フルネーム覚えてくれてた!

 

小部屋に戻ると、りりこさんがカーラのデスクに顔を出して手を振りながらニコニコ「戻ってきたよ!」
列を飛ばして入れてもらえる。
「よおし、戻ってきたか!」とカーラもニコニコ。
「じゃあ、書類一式ちょうだい。」
再度カーラがチェック。
受付票を出してくれ、「後はこの書類に記入して隣の部屋で待っててね。」
りりこさんと私で「どうもありがとー!」と笑顔でお礼。

こんなに感じ良くしてもらえるなんて奇跡。


さて、小部屋でりりこさんに書類の書き方を説明してもらう。


同じ部屋にいた日本人女性が来て「あのう、質問していいですか?」とりりこさんの元へ。

私とその院生の女性に解説するりりこさん。
書類は裏もあった。

「これって、学校で学ぶ動機書けってことですか?」
「そうですね。」
「うーん、わかりました。留学業者に書いてもらったことがあるはずなんで、探してみます。」私、携帯でメールのやりとりを探し始める。
「良ければ私、書きましょうか。」とりりこさん。


えええええええーいいの!?


「書きたい内容教えていただければ。あまり長くなる必要はないです。」
私がしゃべる側からスラスラと筆記体でフランス語を綴るりりこさん。

 

こんなの、私一人じゃ無理だろ!!

 

私の書類提出の順番は12:30ごろ回ってきた。

デスクには黒人の高校生風の男子と、黒眼鏡のおばちゃん(60代くらい)が座ってる。
書類一式を渡す。

 

おばちゃん「これ、なんの学校の書類?」
私「今通ってる語学学校の書類です。」
おばちゃん「日付が古いじゃん。」
私「先週取った(在籍証明の)書類なので。」
おばちゃん「それじゃ意味ないわよ。」

「学生証があるから、それでもいいですかね?」とりりこさんに聞いてみる。
「いいと思います。またコピー取ってこいって言われると思いますよ。」
りりこさん、おばちゃんに「彼女、学生証持ってます。」
「じゃあコピー取ってきて。」
「じゃあ取ってきてください。」とりりこさん。
私が立ち上がると、おばちゃん「あなたはここにいなさい。あなた(りりこさん)が取りに行きなさい。」
「え、私が取りに行けってか。」りりこさんが珍しくイライラしている。
コピーを取ってきてもらってしまった。


おばちゃん、黒人男子に仕事を教えながら、昔のデッカいパソコン時代のネット画面みたいな白黒コマンド画面で必要事項入力。

おばちゃん「あなた、ジュエリー学校の後はどうするつもりなの?」

さっきりりこさんに動機を書いてもらった時「フランスで働きたいと書くと、不法就労を疑われるので書かない方がいいです。」とアドバイスをもらっていた。でも実際はフランスで働けたら夫とずっと一緒にいれて理想的。
りりこさんの方を向いて確認しようとすると、おばちゃん、「あんたがこれ書いたのよね?なんで自分で答えられないの?彼女(りりこさん)に聞いても仕方ないでしょ。」
りりこさん「あー、このおばちゃん感じ悪いですね。ハズレな人を引きましたね。」と慰めてくれる。

 

そのほか、おばちゃん他にも何かほしいらしく、私が書類をゴソゴソ探していると、りりこさん、「もう別の書類をチェックし始めて気が散っているので、対応しなくて大丈夫です。」
そーなんだ。
やっぱフランス人って気まぐれなんだな。

 

最終的には90年代なパソコンの画面で入力内容を確認。
電話番号を聞かれたので口頭で答えようとするも、りりこさん「携帯の連絡先見せた方が確実ですよ。間違えられたら連絡来ないんで!」

 

こんなの、自分でわかるはずがない。

 

無事、一時的な滞在許可証が発行される。

「いやあ、もう、りりこさんいなかったら無理ですよお。」
「私、一人でやりましたけどね。」とりりこさん苦笑い。

 

いや、絶対一人は無理。
こんなスムーズに問題解決できなかったはずだもん。

 

ゴタゴタがあったにも関わらず、12:45には手続きが終了した。
奇跡。

 

りりこさんとランチ。

人生談に花が咲く。

元気になった。

りりこさん様様だ。

 

さて、語学学校行きますか。

 

 

 

 

学生ビザ更新のために今回提出したもの:

1. “Your VLS-TS long stay visa validation has been registered”
これのフランス語版。

フランスに来た日にオンライン上で移民登録した後に発行されたPDF書類。

自分用に両面印刷したのをたまたま手元に取っておいていたので提出できた。
りりこさん曰く「フランスでは公的な書類は裏表印刷はダメです!」
おばちゃんにはそこは突っ込まれなかった。ムラがあるおばちゃんだな。

 

2. 日本の戸籍謄本のフランス語法定翻訳
りりこさんに法的翻訳会社(Tktrad)を教えてもらって取得。一通65ユーロ(未婚者)。

 

3. 自分のパスポートのコピー

 

4. 自分のビザのコピー

 

5. 学校の在籍証明
私の場合は語学学校の学生証のコピーと、ジュエリー学校の入学許可証。
おばちゃんに「あなた、この(ジュエリー学校の)許可証の住所、日本のじゃないの。」と突っ込まれる。
「学費はフランスに来る前に払ってて、その時に出してもらったんで。」と言うも「フランスの住所じゃないとダメよ。」とのこと。

でも渋々受け取ってもらった。

 

6. 銀行の口座残高証明書
LCLピラミッド支店に口座を作ったので、そこへTransferwiseというネットのサイトを使って(日本の口座から)送金。
4000ユーロ近く入れました。

今年の9月からジュエリー学校に通い、来年の9月までなので、1年間ちょっとの滞在用。

必要書類リストでは、月615ユーロ×12ヶ月分の預金が必要と記載あり。

ネット上では、自分が住居費を出していない場合、月315ユーロ×12ヶ月の資金でオッケーとのこと。

夫からの小切手問題があったので、小切手振込を保留したままの残高証明書。
金額が足りないか不安でしたが、何も突っ込まれませんでした。

 

7. 公共料金の明細直近3ヶ月分
ネット/電話料金の明細3ヶ月分を夫に印刷してもらいました。

 

8. 同居人のパスポートコピー
私の場合は夫に住まわせてもらっている(法的には「ホームステイ状態」か)ので、これが必要でした。

 

9. 同居人の滞在許可証のコピー
私の場合は夫に住まわせてもらっている(法的には「ホームステイ状態」か)ので、これが必要でした。

 

10. 「彼と一緒に住んでいます」という一筆
夫とは法的には結婚していないので(事実婚)、これが必要になりました。


必須書類リストにあったのに、結果的に提出しなくてよかったもの:
海外旅行保険留学保険の保険証
おばちゃんが私の移民登録の書類をチェックした際、「あなた、国民健康保険に入ってる?」と聞いてきました。
そもそも、りりこさんに1ヶ月前に会った際に、健康保険はこちらから申請しないと入れないことを初めて知りました。

しかも、加入に一年かかるとのことで(!)ビザ更新に間に合わない!

8月末までの語学学校分の海外旅行保険は両親に頼んで加入していました。

念のため、9月から一年分海外留学(医療)保険に加入しました。
おばちゃんには「いえ、国民健康保険には入っていないです。」と伝えると、ブツブツ文句を言いながら、それ以上は聞いてきませんでした。

 

やっぱムラがあるおばちゃんだな。

 

 

フランス学生ビザ更新の悪夢④

6/24(月)月曜日の夜、怒りと絶望にかられて、ネパール系オーストラリア人のお友達(ここではサリーと呼ぶことにする)とチャット。

 

彼女はフランス人マダムがオーナーのAir B&Bに泊まっていて、そのマダムと親友になったらしく、困った時はマダムに聞いてあげると言っていた。


今はアムステルダム観光中のサリーは早速マダムと連絡をとってくれ、電話番号をくれた!

マダムは普段朝は10:00起床らしく、10:00以降なら連絡がつくのではとのこと。


10:40ごろ連絡。フランス人は片言でもフランス語を話すと喜ぶので、やってみる。

「ボンジュール、ペリー(マダム名)!ヒロコです。」
「ボンジュール、ヒロコ!サバ?」
イワシ!」

 

ではない。

「サバ?」は「元気?」という意味だ。
(古典的なギャグなのは分かるけれど、どーしても言ってみたくなる。フランス人相手に「ノン(いいえ)、イワシ」とか「アユ」とか言ったらどーなるんだろう?)

 

「ウィ(はい)、サバ。ペリー、ジェ アン プロブレム(問題があるんです)」
「ディ モワ(言ってみなさい)。セ ル シェック?(小切手の件だって?)」

ペリーは実は英語を話せるので、どこかで英語に切り替えようと思っていたのだが、タイミングを失った。

なんだかフランス語縛りになったみたい。

困った。
とりあえず片言で個人間の小切手のやり取りはできないものなのか、聞いてみる。

 

「いいや、普通よ。」(これ以降も全部フランス語。やれやれ。)
「あなたと、あなたのボーイフレンドの口座はどっちもフランス国内のものよね?」
「はい、そうです。」
「じゃあうまくいくはずよ。なんで受付にきいたの?」
「残高証明する書類が欲しいので。」
「小切手受取用の機械があるから、そっちの方が楽よ。」
「そうなんですか?」

 

ということで、ペリーさん、やり方を口頭で教えてくれる。
なんとなくわかる気がする。


「口座残高証明書も出せるんですかね?」
「機械でやれば、レシートがでるわよ」
うーん、それとは別なんだが。私のふランス語では伝わってないな。ま、しょうがないか。


「うまく行ったかどうか、教えてね。あと、どーしても無理なら、午後は15区にいるから、一緒に店頭でやってあげるわよ。」

 


1時間後、灼熱の太陽が燦々と降り注ぐ中、銀行に行ってみた。
事前にネットでインストラクションを調べて行ったので、やってみる。
ん?
小切手受取的なメニューがない。
3台ある機械を全部やってみたけど、ダメ。
あれれ?

 

ペリーさんの親切さに甘えてもう一回電話。
でも13:00前に出かけちゃうって話、すっかり忘れてた。電話したのは12:30。
「ボンジュール、ペリー!あのう、今、銀行なんですけど。機械に小切手受取のメニューがないです。」
「小切手専用の機械があるはずだから。」
「いやあ、なさそうなんですけど。」

「店員に聞いてごらんなさい。」ガチャ。

あれれ。なんか今回は素っ気ないな。
そっか。出かける直前だったからか。

 

店員さんに聞いてみると「うちは手動でやってるから。あそこのポストに小切手入れておいて」とのこと。

それってオペラ支店と一緒じゃん。
まあいいか。
とりあえず入れておこう。

 

後にマダムペリーとお友達のサリーに報告。

 

実はこの火曜日の朝、6:30に起きて日本のクレジットカード会社に連絡。
Transferwiseへの支払いで止められていたことを確認。理由はセキュリティー
しかも、日本時間の深夜3:00ごろの送金だったらしい。
それって確かに怪しく見えるね。
月曜日の夕食前にやってただけなんだけど、、、

ロック解除してもらってから、2枚のカードで、2回に分けて送金。
これで要件金額の半分にはなった。


ネットで調べてみると、家賃支払をしていない人は315ユーロ×12ヶ月で良いとのこと。
賭けではある。
夫からの小切手が足されれば、私の口座残高は要件を満たす。

 

6/26(水)1日待ってみる。
ビザのことを考えなくて良い日はなんて素晴らしいんだろう。

 

 

6/27(木)朝。9:30ごろLCL銀行オペラ支店受付に連絡。
朝は特に電話が混んでいるのか、なかなか繋がらない。
合間合間にフランス語で何かアナウンスがあるが、よくわからず。
やっと取ってくれたと思ったら明らかにフランス人女性!
なんで?
もしかしたらどこかの支店に繋がったんだろうか。
また片言で話さないといけないじゃないか!
「ええと、ビザ更新用に残高を証明する書類が必要なんです。」
「それなんていう名前?」
「ううーん、Attestations Bancaireみたいです。」
「それじゃ分からないわね。自分の支店の担当者に直接話したほうが良いわよ。」
「ちょっと待ってください。今、ここにビザ更新用書類リストがありますから。ええっとー

と経済力に関する部分を読み上げる)」
「それ、書類名言ってないわね。移民局に一度確認してみて。」


ええええええー
もう何だよ。
そういうリクエスト受けたことないのかよ。

 

お客の要望が分からないんじゃなくて、むしろ仕事をいかに断れるかしか考えてないだろ。

 

もう一つLCLオペラ銀行受付の番号を見つけて、かける。
ささっと日本人女性が取ってくれる。が、
「私、ただ今接客中でして、ほかの者も接客でおりませんので、後ほど担当者からかけ直させますね。」
「いや、それ絶対かかってこないパターンだね」と夫が横でツッコミを入れている。

 

しかし15分後に口座開設をしてくれた男性(ここでは伊藤さんとしておく)から連絡。

「ヤマモトさん、小切手の件ですかね?」
「いや、今回は残高証明書発行をお願いしたくて連絡したのですが。」
「そうですかー。今ですね、武藤さん(夫の苗字、一旦これにしておく)からの小切手が、私どもの本店から問題視されているんですよ。ご関係は何ですかね。」
「同居人で、今は彼が稼いでいて、生活費を支えてもらってます。」
「なるほど。そうですか。今回の小切手は何のためですかね。」
「生活費の支給です。それがあることによって、私のビザ更新もスムーズになりますし。」
「そうですか。でもね、本店から問題視されているんです。」
「わかりました。じゃあ、今回は一旦その小切手やめていただいて、口座残高証明書を先に出してもらえませんかね。」
「それはできないですね。もう小切手が問題視されているんで。」
「なんでできないんですか。」
「口座が健全に動いていることを証明しないといけないんですよ。ヤマモトさんこの口座使ってますかね?」
「いや、元々アルバイトを今後するかなと思って作った口座で、今はまだしていないので、動きはないですね。」
「そうですかー。」
「それがおかしいってことですかね?」
「小切手の件が問題視されているので、今口座残高証明書は出せないですね。」
「『おかしい小切手収入が有りました』みたいな記載が載ってしまうってことなんですか。」
「いやあ、それはないんですけど。」
「じゃあ、小切手取り消ししてもらえればいいんじゃないですか。」
「いやあ、できないですね。」
「ええええええええー困りますね。来週月曜日に面談なんですから。口座残高証明書どうしても欲しいんですよ。行けないってことですか。」
「難しいですね。」
「ええええええー。」


とこの先、永遠と私がダダをこねる。伊藤さん
「まあ、本店にこの結果を連絡してみますけど。早くて月曜日ですかね。」
この時点で私の面談予約日7/2は月曜日だと思い込んでいる私は絶望。

とりあえず伊藤さんに対応お願いして電話をきる。

 

ビザの更新方法を助けてくれた夫と同じ職場のりりこさんに一部始終報告。
実はりりこさんはこのブログを読んでいてくれて、昨日、フォローの電話もチャットもくれていた!

なんて良い人なんだ!

私の書き方のせいで、どうやら今の「てんやわんや」はりりこさんにも責任があるように思わせてしまったらしく。
本当に申し訳ない。
私の詰めの甘さのせいです。

 

 

フランス銀行口座にお金を入れるのが、ここまで複雑だとは思っていなかった。

夫から(彼の経験則で)フランスでは小切手で相手に高額のお金を渡すのは普通と聞いていたし、小切手の受取は1日2日かかるって聞いてたから、サクっとお金を借りて、サクっと残高証明書出してもらおうと思ってた。

 

実際はすごい大騒ぎ。
夫も私も怪しいことは何もしていないのに。
ただ法的に結婚していないから、他人同士の高額受け渡しみたいに見られてしまった。


酷い。

 

夫の目の前で愚痴吐きまくり。
午前中に予定していたコーチングはこの事態がどうなるか分からないから、キャンセル。

(Facebookで知り合った女性に、コーチング(カウンセリングみたいなやつ)してもらってます。私が彼女がコーチとして独立するための実験台になることから、無料。)

 

 

もしかしたら両親にも無心しないといけないことがあるかも、と思い、LINEでチャット送信&電話。
母に愚痴。


「そんなに大変なの?お父さんが『ヒロコは本当に帰ってくるかもしれない。旅費を出してあげないといけないか』って言って心配しているわよ。」
「でも、もう9月からのジュエリー学校120万円払っちゃってるし。フランス人相手に返金してって交渉するのもまた大変だし。」
「お母さんも『ヒロコは楽しい学校がまだあるから、帰ってこないんじゃない?』って言っておいたわよ」
「ありがとう。でも本当に帰りたい。」
「あーあ、もうフランス行く時点で結婚しちゃえばよかったのにね。」
「でもしたくないんだよ、今後、何に自分が巻き込まれるか分からないしさ。」
「でもその時はその時に対応すればいいじゃない。」
「対応したくなかったらどうするの。」
「離婚しちゃえば。」
「いやあ、それは無理でしょう。」
「そっかあ」

 

母が父に対する不満をぶちまけているのを子供時代に見ていて、結婚は厄介だと思っていた。
夫のことは好きだが、愛だけじゃあやっていけないのが現代の結婚のシステム。

 

「本当にヤバい時は無心しちゃうかも。ごめんなさい。そういうつもりでフランスに来たわけじゃなかったんだけど。」
ポロポロ涙が出てきた。電話口で平静を装う。


「お父さんも引退だからね。お金があるわけじゃないけど。できる限りのことはするから。」
「わかった。本当にありがとう。」鼻声は隠せない。


「海外に住むのって、本当にお金がかかるんだねえ。」
「でも、ヒロコの気持ちが大事だからね。」
「ありがとう。とりあえず、ジュエリー学校は行くから。」
「いつまでなの?」
「来年9月まで」
「じゃあ、お父さんにはそう言っておくわ。」

 

社会人10年やってるのに、今更親に頼るなんて情けない。
もう旅行保険も住民税も出してもらってるのに。

 

フランスの行政システムのせいで、心はボロボロだ。

 

夫には来年9月で日本に帰国することを宣言した。

「僕としては結婚してほしいけど。その方が楽だし。でもヒロは嫌なんだよね」
夫まで悲しんでいる。


フランスめ、おまえはクソだ。

 

海外帰りの日本人女性が、よく
「ほんと日本って良い国!」
「やっぱ自分は日本人!」
みたいな感じで、自国熱愛になっているのを見て、すごいひいていた。

日本のバラエティー番組が、外国人に「いかに日本は素晴らしい国か」を言わせるのも嫌悪。

 

でも今ならよく分かる。
日本って良い国だ。

 

それに、冷静に考えても、よっぽど政治腐敗や戦争が無い限り、自国に住むのが一番利にかなってる。

 

日本に居場所はないと思って、
日本人とは性格的に合わないと思って、
ずっと自国に嫌悪感を抱いていた。

 

でも、フランス滞在が終わる時には、熱狂的な愛国者になっているかも。


過激派になるかも。

 

それはちょっと危ないか。

 

 

 

 

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フランスビザ更新の悪夢③

ビザ更新の準備をしていると、ジリジリと後悔が押し寄せてくる。
フランスに来なきゃよかった。
特に、夫と結婚しないのなら、現地で仕事をしないのなら、来るべきじゃない。

ニートをするには全く向かない土地だ。

 

フランスがここまで日本と同じとは思わなかった。
書類社会だし、ルール社会。

 

ビザ更新の必要書類の中に、銀行残高証明がある。

 

日本の銀行に問い合わせるも、やはり窓口に直接私が行ってお願いするか、両親に印鑑と通帳を持たせて行ってもらうかしないと発行してもらえないらしい。
私はフランスにいるので直接行くのは無理。
両親には印鑑渡してない。

うちの家はお金に対して親子間でオープンではない(日本のスタンダードですかね?)

親が私の口座残高を知ってるのはなんだか気持ちが悪くて、印鑑は自分で持ってきた。

 

まずはお金がフランスにない状態でつまづく。

絶望している私を見て、夫、両親から送金してもらうようアドバイスしてくれる。

だが、両親には住民税(22万円)も旅行保険(9万円)も払ってもらっているので、もう無心したくない。


結局夫がが私に小切手を書いてくれることになった。
ビザ更新が終わったらそのまま返せばいいんだ。

しかし、そんなに物事は単純ではないことが今朝発覚。

 

日本人担当者が沢山いることで有名なLCLオペラ支店に行き、夫の小切手受付を依頼したところ、
「そこのテーブルで申請書を書いてください」
日本語の記入例はない。
どうしてもわからない箇所が2箇所あり、ネットで調べるも、はっきりしない。

これは大切な送金なので、ぶっきらぼうな日本人担当に懲りず、質問してみた。


「あー、そこは小切手を渡した人の名前と銀行名ですね。ここはあなたの名前。」

「わかりました。あと、小切手が入ったら残高証明書が欲しいんですけれど」
「えっ!」担当者の態度が急変。
「そうゆうのは出してません」
「?どういうことですか?」
「まず、この送金者は誰ですか?」
「ええと、同居人ですけど。彼が働いていて生活を支えてくれているんです。」
「あー」とため息。
「小切手っていうのは、人からのお金を自分のものにするっていうことですよ」
「はい、自分のものになるなら、残高証明に反映されますよね」と私。
「うーん」なぜか唸ってしまっている。


「ご家族とか、ご結婚相手とかでしたらいいんですけど、この取引が何の取引か分からないんです。何の取引か分からないものは銀行でお受けできないです」なんでわかんないんだよ、同居人(夫)が生活費を入れくれるって言ってるだろ。
「じゃあどうしたらいいんですか?」
「相手の給与明細と、口座の動きが分かるもの、それから、相手とあなたの契約書ですね」
「契約書?じゃあ、『同居人の◯◯が、私△△に、生活費支給のために◯◯ユーロを与える。って書いて、サインもらえばいいんですか?」
「まあ、そうですね」
「テンプレートとかないんですか?私フランス語そこまでできないですし」
「ないですね」

、、、、、、


「あまりこういう取引はないってことですか?」
「ないですね」この行員さん、目を合わせない。そして頑として動かない。
「まあ、疑われるかなと思うのであれば、その送金を証明する書類は何でもつけた方がいいでしょうね」とバッサリ。いや、行員さんが疑うかどうかなんてわからないし。

っていうか、途中から小切手受取と、口座残高証明書発行の要件が混ざってない?

「でも、私のやりたいことで、止まる可能性があるのは、口座残高証明書発行の時なんですよね?小切手は受取していただけるかもしれないんですよね?」

「はい、そうですね。」

「わかりました」

 

なんだか論理が全く通ってない。

最初は小切手受取できそうだったのに。

口座残高証明書の依頼が直後に来ると、銀行側が夫(法的には結婚していない)からの最近の小切手にふと気がつくってこと?

で、疑い始めるってこと?

でも、最終的には、小切手受取の時に夫の給与明細と、口座の動きと、私との契約書をつけろって行員さん言ってたよね?

 

 

 

一旦銀行の外に出て、LINEで夫にグチる。
「給与明細と、口座残高と、私との契約書が必要だってさ。ありえん。」
「ヒロの口座から送金しても同じってこと?」
なるほど、それは思ってみなかったな。

 

また銀行内に戻る。さっきの素っ気ない女性は、他のお客さんの対応をしていた。
「どうぞ」と顔を出してくれたので、聞いてみる。
「あのう、私が働いていた時に使っていた日本の口座からLCLの口座に送金して、その後口座残高証明をもらうのはできますか」
「そっちの方が良いでしょうね」
「なるほど。何が必要ですかね?」
「日本の銀行口座通帳のコピーでもつけてもらえればいいと思いますよ」
「わかりました。でもあの小切手、申請ボックスに入れちゃったんですよね。返ってこないですかね?」
「ダメですね。。。まあ、ちょうどお昼で銀行を閉めるタイミングですし、やってみますか。

 

普段はやっちゃいけないんですよ。でもまあ、今回は誰のか分かってますしね」と言いながら鍵を持って小切手受取申請ボックスのドアを開ける。
「これですかね?」
「はい、そうです!ありがとうございます。この入金はないことにします!」

 

とりあえずTransferwiseを使って送金してみよう。

 


午後からの語学学校は冷房が効いてて良し!(地下鉄は冷房が効いていない)
しかし、長文単語穴埋め問題でことごとく玉砕。超自信があっただけに、凹む。
答えを聞いてもピンとこなかったので、本当に訳分かってなかったんだろう。
長文自体もそこまで難しい単語はなく、珍しく単語調べしなくても良かった。
いつもはやたらと単語を調べてるので、先生に「ヒロコ何調べてんの?」と言われるくらいだが、今日は自信満々に調べなかった。
しかし、どうやらやっぱり単語調べはした方が良いようだ。
でも、穴埋めの答えを聞いても、文法的に理解できない箇所も結構あって、、、
最悪だ。

 


自宅に戻る。

Transferwiseの送金はクレジットカードで出来ることを踏まえ、自分の使用限度額を調べる。多額使える方のカードでやってみよう。

送金詳細を打ち込む。なんと、4000ユーロだと銀行振込が必要。


三菱もみずほも、ネットバンキングでの海外送金は使えない(三菱は特別事前に申し込んで、月会費を支払わないとできません)。


そっか、額を下げたらいいか、と気がつき、クレジットカードで3000ユーロ支払うことにしてみる。
ダメだ、これも口座振込しか選べない。キャンセル。
じゃあ2000ユーロは?
画面下に2500ユーロまではクレジットカードで支払可能と記載があることに気がつく。
2500ユーロに設定。クレジットカードの情報も入力。
送金手数料の代わりに日本円からユーロへの為替に78ユーロかかる!!


た、高い!!
でも今は迷ってる場合じゃない。私のビザ更新がかかってる。
いけ!送金!

 

画面が真っ白。

ええええええええ

 

画面をリフレッシュすると送金処理がされていない状態。

よし、もう一回!

もう一度クレジットカードの情報を打ち込む。
行け!送金!

 

英語でエラー。「クレジットカードで支払えませんでした。もう一度トライしてください。もしダメだったらクレジットカード会社に連絡してください」

そっか、金額デカかったからかな。送金データキャンセル。

 

2000ユーロでやってみる。
同じエラー。送金キャンセル。

 

1500ユーロでやってみる。
同じエラー。送金キャンセル。

 

1000ユーロでやってみる。
同じエラー。送金キャンセル。

 

もううううううううううううううう!!!!!!!!!!!
なんなんだよ、これ!!!!
相当イライラする!!!!!

 

クレジットカードのサイトから問い合わせ先を探す。
海外からは盗難にあった場合と、旅行保険の申請用しか番号がない。
じゃあ明日の朝まで電話対応お預けかよ。
マジで!?
信じられない。

 


ビザ更新教えてくれたりりこさんが、

「あまりに昔の証明書(学校の在籍証明書とか)だと怪しまれます」

って言ってたから、証明書関連は面接予約の1週間前である今週にしようと思って動いてたのに!!


入金作業は先にやっておけば良かったか。

そこまで見えてなかった。
もう最低。


来週の予約に間に合わないかもしれないし。
そしたら再度予約取ることになって、1ヶ月後になったらどうしよう。

そもそもパリ県警が6月下旬からバカンスに入るから、7月、8月はビザ更新受け付けてくれなくて、更新は9月以降になるっていう話も聞いたことがあるけど。


なんで7月2日(月)午前中に予約取れたんだろう。
正しい情報は何処にある!?

 

 

 

あー、なんでフランスなんか来ちゃったんだろう。

自分の人生の選択で後悔したことなんて一度もなかった(えっへん)のに!

 

そして、なんでフランスでバイトしないことにしたんだ私。
3月にフランス来た当時にバイト速攻始めてれば、銀行口座にある程度お金がある状態にはなってたのに。

まあフランス来た時点ではフランス語話せなかったけど。

 

前職で目が回るような忙しさを3年間経験して、仕事というものに戻りたくなかった、というのが理由でもあるけど。

夫が働いているし、学校に入っている一年半くらい仕事を忘れて、自分の好きなことに時間を使いたいと思ってただけ。
それのどこが悪いんじゃー!!!

フランスに向かって怒鳴りたくなる。

 

日本に帰りたい。


でも、日本でニートやってたら相当肩身狭いよな。


フランスでは会社辞めると社会保険がたんまり出て、収入がなくても暮らしていけるらしい(!!)美術館入館料がタダになるとか。

なんだよそれ。じゃあ働かないよね。


日本だったら悠々とニートできるっていうイメージはないな。

賃貸アパートキャンセルしたから、暮らすところない。
滋賀の両親と暮らすのか。
もしくは神奈川のおばあちゃんと。

でも、私の性格だとせいぜい1週間しかもたない。
1週間超えてくると、両親と性格が合わなくてイライラしてくる。
その頃には私はただのニートだから、両親に腹を立ててもワガママ言ってるだけにしか聞こえないだろうな、、、

転職って職場確定に2ヶ月は最低でもかかる。
2ヶ月以上両親の家にいるっていうのは無理。(まあ泊めてもらえるだけありがたいですが)

 

 

フランス来たのは大間違いだ、、、

日本の会社生活で息が詰まったのもあって、夫の転勤についてきちゃったところもある。
でも、フランス(もしくは海外生活)という罠にはまってしまった感じだ。

 

日本で貧乏生活してれば2年は生きていけるくらいの貯金を、10年間の会社生活で貯めたのに。

この一年でゼロになってしまいそうだ。

 

人生の選択間違えた。

 


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謎な父_お題「おとうさん」

今週のお題「おとうさん」

 

「お父さん」と言われてイメージされるのは、黄色いTシャツに緑のショートパンツを履いた、白いポヨポヨしたクマさんである。

うちの父の夏の姿である。

 

結婚前は登山にはまって親友たちと山の中を駆け回っていたようだが、今は見る影もない。

太っているわけではないが、筋肉を鍛えているわけでもないし、太陽に当たっているわけでもないので青白くてたるんでいる。

 

父については全くわからない。
登山していたという情報は、私と夫が富士山登山した際に初めて聞いた。それって一昨年だ。

何が好きな人なんだろう。

 

母子家庭だったにも関わらず、父は母と比べてよく私のことをわかっている。


さいころ、あまりにも父が家に帰ってこないので、帰ってきた次の日は
「お父さんまた来てね!」と言ったそうだ。母びっくりである。

 

母は父が「子育てにはツッコミを入れるくせに手伝わない」と言ってキレていた。
「いっつも私の育て方が悪いって責めるから、『口を出すなら手も出してよ!』と言ったら文句言わなくなったの」とのことである。


近所の子供でたまに学校の運動会にお父さんが来ているのを見ると
「いいなー、うちのお父さんは無理だろうな」
と憧れと諦めが混ざった気持ちでいた。

 

高校の進路教育の宿題だったか?はっきり覚えてはいないが、母が父に「ちゃんと子供に自分の仕事を伝えてよ!」と迫った時があった。


確かに父はいつも答えをはぐらかしていた。

「公務員みたいなもんだよ」
「事務みたいなもんだよ」
「お父さんは何にもしてないんだよ(笑)」


私はそもそも空気を読むような子供ではなかったので、はぐらかされたら、はぐらかされた答えをそのまま覚える。

「ヒロコちゃんのお父さんって何やってんの?」
「うーん、なんかね、公務員みたいなものだって。」
「どこで働いてるの?」
「大学なのかな?」これは私の当時の予測である(!)
「へえ。じゃあ教授なの?」東北大で教授をしている父親を持つ、頭の良い中学校のいじめっ子が聞いてきた。
「ううーん、そうは言ってなかったんだよねー。何もしてないんだってさ。」
いくら中学生で社会の事を全く知らなくたって、これじゃ全く会話が成り立たない。

そもそも何で給与をもらって生活できているのか謎だ。

 

どうやら私に職業を伝えることで、他の子供とその親たちに職業が伝わってしまい、年収を予想されるのが嫌だったようだ。
しかし、私が社会に出てみて、父の収入は本人が思うほどそこまで高くないのが分かってから、別に隠すこともないんじゃないかと思った。父はただ単にお金の話をしたくなかったのだろう。噂話のタネになるのもごめんだ、という感じか。

もちろん、私が正直な性格で、情報は包み隠さず捻じ曲げず全て人に話してしまうこともお見通しである。現に今、このブログでやってる(お父さんごめん)。

 

そんな調子だから、父のことは全くわからない。


今年定年になったが、低い給料でもう一年職場にいさせてもらえることになったようだ。
「引退したら何もすることないよね?」私の素朴な疑問だ。
「いやあ、カメラなんじゃないの?」母が素っ気なく言った。
「え、お父さんカメラ好きだっけ?」
「好きだよお!」父が珍しく拗ねている。
「でもお庭のお花ばっかり撮ってるじゃん」
「撮るものがないんだもん」どうした父。

 

お見合い結婚の母とは性格が全く合わず、土日は家の中でも別の空間にいる二人。
本格的に父が引退したらどうなっちゃうんだ。
このまま別の部屋で別のことをしているのかな。

 

結婚生活というのは、相手がいくら憎くても、情が湧くものなのだろう。
私が小さいころ、母は父の文句ばかり言っているような印象があったが、私と弟が東京に出て、障害者の妹と父との3人暮らしになってから、結構仲良くやっているように見える。

 

祖母も母のようにドライな性格で、祖父が若い頃に手を繋ごうとした時は払いのけたらしい。

「あなたのおじいちゃんとは親友のようなもの」と言い、ロマンチックな感情はなかっったとのことだ。しかしその祖父が亡くなった時は悲しさを通り越して呆然としてしまっていた。その数年前に姉も亡くした祖母は、涙ぐむことが多くなった。

 

夫婦、家族って、何十年も時間を一緒に過ごすこともあって、深くて重いものなんだな。
いくらお互いに文句を言っていても、やっぱり好きなんだな。
大人って複雑だ。

 

・・・・・・・・・・


私に全く興味がないように見えた父は、私が大学生になってから妙に私に関心を持つようになった。

父としての役割の荷が下りたのか。

ただ単に子供との接し方が分からない人だったのか。


社会人になって実家に帰ったある日、近所にクラフトビール居酒屋ができているという。

母は飲まないので、父と出かけることになった。
3杯ほど美味しいコクたっぷりのビールを飲んで、喋って笑った。
「2件目行こう!」と父。

職場の人に教えてもらった、洋館を改造したお洒落なバーでボンベイサファイア (ジン)を飲んだ。うまい!


帰り道、父は大丈夫に見えた。駅のプラットフォームの自動販売機でお茶を買ってくれた。取り出し口から取り出したお茶をポトリと落としてから、自分が酔っていることに気がついた。


アパートに着いたら父は陽気になっていた。
なぜか妹の名前を呼びながら「◯◯ちゃん起きて〜!帰ってきたよ〜!」と甘えている。

その後、父は自分の部屋の布団の上に倒れこんで爆睡。地響きのようないびき。
私はアパートのお湯の出し方がわからないままお風呂に入ってしまい、冷水を頭から浴びることになった。


次の日、母は案の条、呆れ顔。
「何よ、お父さんの『◯◯ちゃん起きて〜!』って!自分の娘に潰されたの?」
「うう〜んそうだっけ?覚えてないなあ〜」と父。
「いやあ、私がお父さん潰しちゃったというか、私も冷水シャワー浴びちゃったからさ、、、」と言ったものの、母は聞いていない。
「でも、ヒロコはシャワー浴びたんでしょう?布団に倒れこんでないし」と母。そこはポイントじゃない。
その後、母は父の失態を何度もネタにしていた。母はちょっと嬉しそうだ。父は聞き流している。

 

父がパリに来てくれるのを待っている。

母は日本を出たくない人。
私の妹が施設に預けられるのを極度に嫌がるので、わざわざその妹を預けてまで海外旅行したいと思わないのだろう。妹を海外に連れてくるのも大変だ。
父なら出てきてくれるかもしれない。

 

 

 

お父さん、いっしょにバーに行きましょう。パリで。

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フランス学生ビザ更新の悪夢②

月曜夜にオイオイ泣いた後、火曜午前中にOFII(移民局)に行ってみる。
OFIIの受付の人、黒人の綺麗な女の子。挨拶したらニコッとしてくれて、すごく嬉しい!
あまり分かっていなかったみたいだが、彼女なりに私の持ってきた書類を見て、私の片言のフランス語を聞いて、一生懸命考えてくれた。
それだけで嬉しいよ。
自分が老人になったら、こんな気持ちになるのか。感じよく親身に対応してくれる人が居なさすぎて、女の子との間にプラスチックの壁がなければ抱きついてたかも(え)

「OFIIのサイトにアクセスして、相談予約すれば?電話してもいいけれど、通じないことが多いから」とのこと。

 

帰宅。母にも愚痴る。語学学校の生徒に聞いてみれば、とのこと。それもありかも。
もう疲れたので、火曜日のVisa更新の「仕事」は終了!

 

水曜朝一、OFIIのサイトにアクセス。なんか、、、内容シンプルじゃない?

f:id:hyper21:20190607182624p:image

そして相談予約のボタンなんてどこにもありやしない。
おいっ!

 

相方が職場の人にも質問してくれていたらしく、日本人の女の子が詳しく教えてくれそうとのこと。

しかも、今日か、木曜日か金曜日に直接会って話を聞いてくれるとのこと!!

ええええーそんな親切な人、いるの!?

かえって先方に悪い気がするも、こちらも必死なのでLINEをつないでもらう。結局午後会うことに。

 

いきなり土砂降りの大雨。最近天気の安定しないパリ。天気までパリジャンのように気まぐれだ。

17:00待ち合わせだった気がして、17:00に向かう。しかし、LINEをもう一度確認すると、待ち合わせ時間は17:20!!

うわあ!「着きました」とかLINE送っちゃったよ。
電話がかかってくる。
「ヒロコさんですか?初めまして!すみません、私もうすこしかかるので、カフェとか入ってていただけませんか?」
こっちが助けてもらう側なのに、なんか気を遣ってもらってる!!本当に申し訳ない。


テキトーに駅前のカフェに入る。
来仏当時はこっちのカフェが物珍しくて、チェックリストを作って、パリ市内全てのカフェに入りたいと思っていたけれど、もう慣れた。どのカフェも同じような「伝統的な佇まい」なんだもん(笑)

いい加減もう「伝統疲れ」だわ。

第一、フランス語での注文がかったるい。

 

相方の職場の女の子(ここでは「りりこさん」と呼ぶことにする)登場。黒縁丸メガネに黒いフエルト帽子にボブ。アート系の佇まい。
私が恐縮していると店員さんを呼び、ネイティブ並みのフランス語のスピードで「私も同じものを」とオーダー。

カッコいい。

とにかくカッコいい。

日本語を話している時のほんわかした温かいキャラとのギャップも魅力。


軽く自己紹介後、早速本題へ。


「一緒に警視庁のサイトから予約取ってみましょう」とのことで、今度は携帯からアクセス。
「あのう、名前の欄なんですけど、パスポート通りのアルファベット大文字で入力していたのですが、どうなんですかね?」
「フランスでよくあるのは、苗字は全部大文字入力にして、名前は最初のアルファベットだけ大文字、後は小文字で入力するやり方ですね」
はい、ではそのように入力しましょう。


自分の経験から、OFIIのサイトで登録した際のレファレンス番号を入力。

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次の画面で国籍を選んでーっと。


日時選択の画面が出てきた。

 

ん?

 

うまくいったんじゃん?

 

ええええええええええええええええええ

 

こんなに簡単だったの!?
引っかかってたのは名前のアルファベットの表記だけ?

 

私がりりこさんに「こんなことでわざわざ会っていただいてすみません」と謝罪しまくると、「まあ、こーいうのはよくあることですから。」と平然とされている。

あまりのショックに立ち直れないでいると「まあ、進めたんで、この場で予約しちゃいましょう」と促される。

予約も無事7月2日(月)で取れたー!!

 

「ほんと、ありがとうございます」と恐縮、ペコペコ頭を下げていると、
「ヒロコさん、これで終わりじゃないんですよ。必要書類もみてみましょう。」と書類リンクをクリック。

 

えーと、びっしりフランス語で書かれてます。ホント、ひどい国だ。

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りりこさんがざっと日本語訳してくれる。

必須書類は

 

学校の出席証明書
口座残高証明書
健康保険証書
自分の写真35センチ×45センチ 3枚 (「駅の写真ボックスで撮れます〜」)
公共料金3ヶ月分のレシート
戸籍謄本&その法廷翻訳

 

ひっかかるのは健康保険。

留学ベンダーの説明を受け、OFII(移民局)からの案内を待っていたのだが、何も来ない。

 

「あーそれはWeb上で申請しないといけないので、後でリンク送りますね。」

(リンクはこちら、りりこさんに感謝!:https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/R45084)


「でも、留学ベンダーから、移民局に登録した後に封書で呼び出しがかかるって言われたんですよ!ネット上にも同じような話が書いてあって。」


「う〜ん、待ってても連絡は来ないですね(苦笑)」

 

ええええええええええええええええええ

 

フランスっていい加減やな。

そしてその留学ベンダーもフランスクオリティーやな。

 

「旅行保険に入っているんですが、ジュエリー学校は9月からなのでその時期にはフランスの健康保険もできてるだろう、という認識で、8月末くらいまでしか入ってなかったんですよ」

 

「あーそれは延長した方がいいですね。安心をお金で買う気持ちで。」

 

またお金が出ていくのか!!おいおいおい(泣)

本当に海外に住むのって、割に合わない。


りりこさんに

Visa更新手続きと健康保険加入手続きを全部教えてもらって

しかもパリ暮らしの寂しさを聞いてもらって

りりこさんの苦労話・経験談も教えてもらって

本当に大感謝。

りりこさんに出会えたのは奇跡だった。
ご本人は想像を絶する苦労をされた方。だから強くて優しいんだなあ。

 

「困った時に助けてくれるのは日本人だけですから!」

 

うーんでもその日本人が怖い場合はどうしたらいい?

 

 

 

 

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フランス学生ビザ更新の悪夢①

6月にとうとうなってしまった。


学生Visaは語学学校分(8月末まで)しか取れず、9月からのジュエリー学校分は自分でパリ県庁で更新するよう在日フランス領事館で言われたのだ。
フランスの行政システムはずさんで時間がかかるという情報はネット等で知っていたので、嫌な予感。

フランス領事館の男性によると、9月までのVisaになっているので、6月から更新すれば良いとのことで、6月は私にとっての魔の月という認識でいた。

色々調べた際
「電話で予約を取っても「そんなの知らない」ととぼけられることが多く、結局は出向いてしまった方がその場で予約を取れて早い」
とどこかで読んでいたので、まずはパリ県庁に行ってみようと思う。

 

しかし、Googleで「パリ県庁」と検索しても出てこない。
「フランス ビザ更新」で検索すると、在日フランス大使館のページが出てくるが、何故かフランス警視庁のリンクが貼ってある。
ネットの画面を覗き込んで夫「じゃあ、パリ警視庁じゃない?」とのこと。

 

「県庁」と「警視庁」は違うだろ!っとツッコミをいれつつ、普段通り「そんなもんだよ」と夫になだめられる。「そんなもん」じゃないと思うんですけど?

 

警視庁のページに行くと、たしかにVisa関連の情報が載ってる。フランス語で。

f:id:hyper21:20190604060710p:image


これフランス語できないと無理じゃん。
外国人に優しくない。

で、「ビザ更新」のような項目を見ると、どれだ?
夫がまた横から「ここじゃない?」と見方を教えてくれる。なんでわかるんだ?

f:id:hyper21:20190604060050j:image

 

どうやら、登録されてる学校なら学校経由でVisa更新ができるようだが、そうでない場合はネット上で予約をとらないといけないとのことで。

全部入力してみると、番号が合わないなどなど。
OFII(移民局)のネットで登録した時の番号を入れたら、次の画面に進めた。

しかし、国籍を選択し、次の画面に行くと、下記のようなメッセージが表示される。

f:id:hyper21:20190604060057p:image


5,6回試すと別のメッセージが出るも、言いたいことは「ネット上では予約が取れない」ということのようだ。

 

とりあえず、午前10:00頃パリ「警視庁」に行ってみた。
パリ警視庁に行くための橋が封鎖されてる。
「ビザ更新したいんだけど」と話すと「紙は?」と言われる。
「ないけど、、、」と言うと、警察の女性&男性笑って
「じゃあ入れないね」とのこと。
まだその場で粘ってると男性「じゃあ3ユーロね」と言っていた気がするが、取り敢えず入れて欲しくて、その場で困り顔で佇む。
「わかったよ、無料だよ」と男性、どいてくれる。
もう、小雨も降ってるし早く入れて欲しい。

 

警察に入り、荷物検査。
受付でビザ更新したい旨を伝えると「予約とってる?」と聞かれる。
「いえ。でも必要書類を知りたいんです。」と伝える。
「じゃあ窓口1番ね。」とのこと。

 

廊下を歩いて行くと長蛇の列。1番っぽいので並んで15分ほど待つも、列が近づけば近づくほど、ビザ更新用の窓口ではない気がしてくる。ドア前には”Remise votre visa”とあり、remiseを辞書で引くと、なんと「割引」!どういうこっちゃ。
その手前が窓口1番。でもドアの表示が”Voyage”と書いてあったり、なんだか召喚状がないと入れないっぽい?

よく分からん。

 

幸い、自分の並んでいた列で女性二人が英語で話しているので、
「すみません、この列ってなんですか?」と聞く。
「あなたのVisaをremiseするためよ」
だから、remiseがイマイチよく分からないんだってば。質問を変えよう。
「ええと、ビザの更新ってどこでできるかわかります?」
「それなら、後ろの2番窓口よ!ここをずーと突き当たりまで歩いて左だから。」
ありがたい。

 

その2番窓口で受付で「ビザ更新の必要書類と予約がしたいんです」と伝える。

「ここでは予約はできないわよ。電話かネットね。」と、説明の紙を出して電話番号を蛍光ペンで印つけてくれる。
「ネットでやってみたんですけど、うまくいかなくて」
と伝えると
「じゃあ電話ね。まあ申請する人が多いから繋がりにくいかもしれないけど」とのこと。
じゃあ、家に帰るか。


3430に電話。フランス語しか音声なし。覚悟する。
とりあえず、ビザ更新のメニューを選んで行くと、2→2→2。
最後が分からない。「住んでる道路の番号を入力しろ」的なことを言われたので、よく分からず自分の住んでる区の番号15を入れる。
「お電話ありがとうございます。しばらくお待ちください」という音声の後、しばらくすると電話が自動的に切れてしまう。

電話で予約取れないと終わりじゃん!
6回ほど試したけど同じ結果。

 

自動音声の最後のセリフ、“le numero de department”とか言ってた気がして、そのままフランス語でネット検索。出てきた!パリは75らしい。
知らねー!

これで試すと、待たされることは待たされたけど、繋がった!!

しかし、フランス語早口!!
しかも訛ってる!!
大ピンチ。
「ネットで予約とらないとダメよ」と言われたので、また「うまくいかなかったんです」と言うと、「じゃあメアド教えて」
「ん?私のメアドですか?」
「コミュニケーション取ろうと思ってるだけよ。はい、メモして」
あ、メアド教えてくれるのね。

 

しかし、アルファベットと数字と記号をフランス語で聞き取るのは苦難の技。
何度もフランス人の口癖である「分かりません(Je ne comprend pas, ジュヌコンポンパ)」を繰り返し、ようやく長いメアドを聞き出す。

pp-pdg-6b-reduction-etudiant-chercheur@interieur.gouv.fr
復唱。

合ってるみたいだ。

 

 

さて、今度はネットでビジネスメールの書き方検索。
なんとか書き終えて送付。

すぐに返ってこないので、成功!

やったー!!
すごい達成感だ!
ううん、今日の午前中いっぱいかかったけど、こんなもんか。

思ったよりマシだったな。

 

しかし、3分後。


「アドレスが見つからなかったか、メールを受信できないアドレスであるため、メールは配信されませんでした」

 

ああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

もうどういうこと!?


メアド一部変えてみたり、Gmailからじゃなくて、iCloudメールからやってみたけれど、ダメ。


ついにもう一度3430に電話。さっきと同じ女の人が出て、同じ説明をされる。

「あれれ、変ですねえ。さっき多分言われたのと同じアドレスに聞こえるんですけど、メール送信できなかったんです」と片言フランス語で必死に伝える。

「変だけど、まあ仕方ないわよ、これがアドレスなんだから。後はネットでしか予約取れないし」

「じゃあ、どっか私が出向けるところあります?」

「◯◯大学ね。まあそこでVisa更新はできないけど」

「じゃあ最後の質問なんですけど、ネット画面の「番号」って、Visaの横に書いてあるヤツですよね?」

「外国人留学生なら99を入力すればいいけど、そうよ」

「移民局に登録したときのレファレンス番号じゃないですよね?」

「違うわね」

「じゃあほんと困ったな。どうしようかな」と片言フランス語で呟いたまま、私は無意識のうちに黙ってしまった。
「一旦切るわよ。まあまた出来なかったら電話してよ」と言われてしまう。

諦め切れない。

語学学校に行く電車の中でも気になって仕方ない。


ネット予約のテクニカルサポートは誰もしてくれないこと、ネット予約をしないといけないの一点張りである、この状況を鑑みると相方のパソコンや、私の携帯からも操作が出来ないかどうか試してみるしかないかな。

 

帰宅して早速、相方のパソコンにスイッチを入れる。
やっぱりダメ。

 

番号も、自分のVisaに載ってる番号、その下に載ってる一桁多い番号、移民局のレファレンス番号、99を試してみるも、どれもダメ。

もうどうしたらいいか分からない。

ビザ更新が始まってすらいない段階でつまづいている。

やり方をStepで記載するなら

 

夫が帰宅し夕食の席についた途端、涙が溢れてきた。

 

 

誰も助けてくれない。
一人で戦ってる。
こんなの、もっと簡単にできるはず。

時間を取られる価値もないことで時間と労力をとられている。

 

 

大げさだな、と自分で思う。

今、生理直前かな?

そうかも。
けれど、ホルモンの問題は別にしても、かなり追い詰められてる。

家にいてもアパートが面している道路からフランス語が聞こえてきたりして、フランスにいることを常に嫌でも認識させられる。

もうウンザリだ。

少しはフランスから逃避させて欲しい。

 

日本食材だって、そう簡単には手に入らないし、入っても馬鹿高い。

 

まあだからといって、日本にいた時もホームに感じていたわけじゃない。
常に馴染めてなくて、無意識に日本という国を心の中で非難していて「結局私は外人なんだ」という結論に落ち着いていた。
だから日本に帰ったって、精神的な居場所はない。

 

絶望的な生理前夜だ。

 

 

 

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