ニート in パリ - 行けっ森蔵!

偶然フランスはパリに移住することになった30代女子の生活。なぜか画家のベルト・モリゾに惹かれている。

パリの桜

今週のお題「桜」

 

パン屋で働いている夫は平日休み。私は平日は午後から語学学校。ということで、午前中だけ夫と近所を散歩。

 

パリに住んでいる人々の生活の足である、なんの変哲もない電車の線路と線路脇の木々が、オシャレな風景画のような景色になってしまうのも、パリならでは。

自宅アパートから線路沿いにしばらく歩くと、お馴染みの木を発見!!

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この右端にある木は桜なんじゃないか?

 

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やっぱりそうだ!

多分そうだ(植物に詳しくないので自信がなさげな私)!

 

桜を見ると、春が来たのを実感!

私の口・胃袋が日本を恋しがっていたが、私の頭の中にある季節を捉える感覚も、日本を恋しがっているのかも。

長年日本にいたから(生まれ育ったから)、良い面だけじゃなく悪い面もたくさん見てきて、早く離れたいと思っていた。

でも、離れてみると、いかにステキな国だったかということを実感。フランス・パリのステキさとは種類が違うけれど。

 

そして、外国在住歴が長い日本人が

「日本大好き!!」

と熱狂・熱愛しながらも、同時に外国に住み続ける気持ちも同時にわかってきた。

今までそんな人たちには

「何なんだよ、じゃあ日本に住めよ!外国に住めているだけ、幸せじゃないか!」

とちょっとキレ気味だった私。

実は、そこまで単純じゃなかったんですねえ。

 

ひょっとして、少なくとも私と日本の関係は、熟年夫婦みたいな関係かもしれない。

昔は優しかったのに今は信じられないほど自己中で、かつ、外見もくたびれた夫に愛想を尽かし

「もう出て行ってやる!」

と思うものの、一旦夫と距離を置くと「案外居心地良かったかもな」と思う。

もう一度ヨリを戻すと、一定期間後、再び夫が嫌になる。

夫元気で留守が良い。

 

日本にどこでもドアで戻れたらいいのになあ。

 

そしたら、ビールとおにぎり弁当でお花見して、疲れたら温泉入って、夕食にはラーメン・餃子・白米でも食べるのに(カロリー高め)。

 

そして、嫌になった頃にはドアを開けてパリに戻るんだけどなあ。

 

 

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和食が恋しくて パート2

先日はうどん屋の国虎屋に感動した話を書いた。

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 日本では、母・祖母・叔父叔母夫妻が祖母の家に大集合しているとのことで、パリの午前中(日本の午後)に電話、パリでの1.5週間の生活を報告。和食が恋しい話をしたところ

「じゃあ作れば?」とのこと。

はい、醤油と、みりんと、料理酒は持参しました。そのせいでスーツケースの重量オーバーしました。和食作れるんですけど、夫が毎晩お店のまかないのサンドイッチを大量に持って帰るので、お米を炊いたりしする隙がないのです(夫と会社に感謝。食費、かなり助かってます。)。しかし、どうしても気楽に和食が食べたく、週末の散歩がてら日本人のやっているカフェをGoogleマップで探す。

 

 徒歩20分圏内に和食のお店を見つけた。レビューを見ると、どうやらフレンチ風にアレンジしたお菓子や抹茶のパフェが有名なよう。食事はメニュー数が少なく、量も少なめでちょっと高いとのこと。うーん、でも他の周辺の和食屋さんは高級か、もしくは評価が低いかどちらか。結局そのお店で一人ランチ&デザートすることにする。けちんぼの夫には内緒(夫はお金を貯めるのが趣味。忍たま乱太郎のきり丸ですな(古い))。

 

 お店にはフランス人のご主人と日本人の妻のカップル&お子さん。

いつもカフェに入るように「ボンジュール」と挨拶して入ると、

「お一人ですか?」

と(日本人に見える)店員さんにフランス語で聞かれる。

「一人です」

と日本語で答えるも、フランス語で「こちらへどうぞ」と反応されたので「あ、アジア系の人か」と納得。どこの国の人なのかな。

 

 抹茶色のお蕎麦や、オムライス、オムカツカレー等ある中で、オムカレー(15ユーロ)にする。抹茶パフェは評判が良いのを知っていたので、いちご抹茶パフェ(12ユーロ)にする。

 待ってる間、フランス語で応対してたさっきの店員さんが先に座っていたファミリーに(日本人としか思えない発音の)日本語でサーブしているのを聞き「ん?」と疑問。でも私には引き続きフランス語でスープを出してくれたり、終わった食器を下げてくれる。

???

私ってアジア系外国人に見えるか?

確かに、今日の格好としては、ブルージーンズに七分袖の黒のカットソー、白いスニーカーにメガネ。黒のウィンドブレーカーで、韓国人に見えなくもない。でも、韓国人みたいに真っ赤なリップしてないしなあ。もしかして国籍不明だった?

 

抹茶スープ。優しい味わい。

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オムカツカレーの肝心のお味は、家庭の味。(なぜか写真がぶれてます)

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カレーはココイチとかで食べれるヤツだ。懐かしい。

ポークカツは、お母さんが昔作ってくれたような味だ。

 

でも、でも、何かがおかしい。二口目で何かが違うことに気がついた。誰だ、誰が犯人なんだ?材料をより分け、カレーだけ、カツだけ、卵だけ、蒸し野菜だけ、お米だけに分ける。カレーよし、カツよし、卵よし(バター効いている)、蒸し野菜よし。むむむ?このリゾットが完成する手前みたいなお米はなんだ!?お米だけ、二口目。そうだ、お前が味を乱す犯人だ!

 このカフェは「在仏日本人の憩いの場」のようなレビューだったし、お店の外には日本人向けの新聞風フリーペーパーもある。このお店の近所での役割は素晴らしい。でも、お米が、お米が、、、(涙) お米粒の形は日本のお米に見えるのに、なぜ?

 がっかりしていたが、とっさにうちの夫が私が炊いたお米を食べたときに言ってたことを思い出す。私が初めてパリでお米を炊いた時は、夫のアドバイス&ネット上の人たちのアドバイスを取り入れて、ボルビック(軟水)で炊いたのである。

 

夫「あーこれなら美味しいね。ボクが水道水(硬水)で炊いた時は美味しくなくて、もう炊く気がしなかった。ヒロも一度試してみるといいよ。水の違いをみるために、さ。」

 

 そうか、この、目の前にある、パサパサで、アルデンテ手前のお米は、もしかしたら水道水(硬水)で炊いたのかもなあ。もしかして、キッチンの人が今日だけ間違えちゃったのかな。

 

 いちご抹茶パフェは、抹茶ホイップクリーム、抹茶アイス、白玉、白ごまアイス、コーンフレーク、抹茶ゼリー、いちご、いちごマカロン(お餅入り)。かわいいルックス。

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このパフェは美味しいぞ!!よかった、よかった。

 

 

 お会計時にはなぜかクレジットカードがうまく反応しない。クレジット機械が電波を受信しないのか「キッチン側でもう一回やってください」と(日本人に見える店員さんに)フランス語で言われる。暗唱番号を入れる際は無言で私の目をじっと見ながら機械を差し出してきたので、楽天のクレジットカードと日本語名漢字のサインで私が日本人とわかったようだ。でも、その先もずっとフランス語。

 

やっぱ日本人同士、気まずかったですかね。

 

 


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パリでのニート生活 1週間が経った!

 水曜日を迎え、パリでの一週間が終わったのを実感。語学学校はまだ3日目だが非常に疲れる。しかも明日はテストとのこと(私が編入する前のテキストの内容)。範囲だけ先生に片言のフランス語で聞き、Google大先生に教わりながら勉強する。未来形、条件法、接続法、頻度を表す表現などなど、内容は非常に濃い。これを一晩漬けは無理だわ、、、木曜日昼には気が重く、ご飯を鍋で炊いて、玉ねぎの卵とじを作って、自分を元気づける。

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実は火曜日(語学学校2日目、パリ生活7日目)に、パンを食べ飽きて(マリーアントワネットか!)無性に白米が恋しくなり、うどん屋さんを(恋しいのは白米じゃなかった、和食だ)見つけ出し列に並んで豚肉味噌うどん的なものを食べたのである!これはうまかった!

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日本にいた時は

「上品かつ高級な懐石料理を求めない限り日本食はいつでも食べれるし(大戸屋に行けばいいよね)、(自分にとっては)大したことないから、イタリアン・フレンチ・エスニック料理を食べたい」

 

と思っていた。日本食「大したことあった」。こんなに「ほんわか気分」になれる料理はない。お口の中だけ帰国してしまった。

 

 日本では、私のような、声が大きくておしゃべりで態度がデカイと思われる(そして細かいことにあまり気がつかない)人の居場所はいつもない。外資系企業で外国人(アメリカ、オーストラリア、イギリス、中国、韓国、シンガポールアイルランド)と話している時は、私のキャラを気にしなくてもよかった。だから、私は日本には向いていないと思っていたし、私は(国籍は日本だけれど)日本人じゃないと思っていた。けれど、小さい頃の食の記憶は根強いようだ。お口の中はまだ日本人だった。


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パリでのニート生活6日目

 語学学校初日。まずフランス版SuicaのNavigoを片言のフランス語で買えるかどうかドキドキ。9:00から口頭でのテストとのことだったので、8:00過ぎに家を出、駅へ。事前にネットで調べて写真が必要なのは知っていたので、「写真ある?」と聞かれた時にすぐに出せた。Navigoの仕組みを理解するのが大変だった。結局、Navigoは1日、1週間、1ヶ月単位で買え、日曜日で周期がリセットされる。だから月曜日に買うのがベスト、とのこと。


 地下鉄の乗り換えは昨日練習したからオッケー。8:55学校到着、9:15ごろまで受付で放置される(これがフランスの15分遅刻ルールか!?)。テスト担当が私と私の後に来たラテン系男子の書類を受付で探すも、ない(え!?)。ラテン系男子はちゃんとオンラインの小テストを受けてきたようだ。小テストの存在は留学業者さんから知らされていなかった!しかも、私の後に来たラテン系男子が私より早く口頭試験を受けてる!で、結局30分待たされた後、口頭テストを受け、レベル2とのこと。それが全てのレベルの中でどこに位置するかは不明(そしてどのレベルまでクラスが分かれているかも案内ゼロ)。そしてあんなに大切だと言われた小テストは受けなくて良さそう。「今日から始めたいか」とのことで、いやいや今日から学費払ってるんですけど!?と言いたいのをこらえた(そこまでのフランス語力はまだないし)。午後2:15 – 5:15のクラスに入れられる。時間がかなりあるので帰宅も考えたが、せっかくポンピドーセンターが近くにあるので、行ってみる。が、なんと開館は11:00からとのこと。ただ今9:40。そこで11:00まで近くのスタバで時間を潰す。

 スタバに来るとホッとする。ザッツ安定の味&雰囲気。スタバのトイレが鍵がかかって開かないので、とりあえず11:00ごろポンピドーセンターの前へ。今日は風が強い上に気温が低く、長蛇の列に並んでいる間に凍える。この1週間ぽかぽかの陽気だったので、Tシャツの上にユニクロのレインウェア(の上着)しか着てない私。今日の格好は大失敗だ。扉の前での荷物検査を終え、やっとのこと室内に入ると11:20。近代アートは4階と5階のようで、直行。近代的&工業的&建設当時のオシャレさのせいで、エレベーターはなんと外!また外

寒いし!なんだかこの建物自体がパリっぽくて皮肉だなあ(カッコいい&おしゃれだけど機能性ゼロ)。

 

ポンピドーセンターで凍えながらとってもステキな写真を撮る↓これがパリか。

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 コレクションは大量ではあったけれど、近代アートなのもあって、そこまで時間はかからない。気味悪い感じの音が出る現代アートインスタレーションはとばす。14:15からの授業を念頭に、13:20ごろに下の階のカフェへ。とにかく工業的な内装なので、このカフェも空港の中みたい(イスタンブール空港みたい)。チキンラップ(マンゴーとコリアンダー入り)とカフェラテ。

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 13:50にお店を出て、本屋へ。学校用のノートを買っていなかったので探したかったのだが、ドンピシャ、かなりの種類のノートがある!明日以降じっくりと眺めたい。私は線の入っているノートは嫌い&文字は大きく書きたい派なので、リバティープリント似のオシャレな植物柄のスケッチブック状の大きめのノートを買う。

 

 学校に着いて教室に入ったら、そこにはパイプ椅子にちょこっと机がついているやつが。大きいノートを買ったのを後悔。午前中にテストを受けた際に覗いた教室はちゃんとした教室だったのに!そもそも机に向かった勉強やる気あんのか?(机には向かわず、基本的にはディスカッションや会話中心の授業でした。)私を含め全てアジア人のクラスが始まる。

 

 休憩時間に受付に行き、健康保険について聞いてみるも「わからない」とのこと。さらに「今(授業料)支払いたい?」とのこと(!!)私が驚いているとそれを察し、「あれ、もう支払った?おかしいな、ないなあ。Tokyo Franceとかいう業者だっけか?」とのこと。そうです、と言って入学許可証を出すと「あーじゃあいいや、調べとく!」とのこと。んじゃあ私のこと、生徒として今日初日まで全く知らなかったのねえ、、、

 

 クラスはいきなり会話で始まり、テキストも「先週○○についてCDを聞いたわよねー」という復習からスタート。知らねーし!!どうやら本の内容と書評を聴きながら、dont とouの違いを勉強。レッスン内容はわかるし、練習問題も大方解けるけれど、初日から大量のフランス語にさらされる。そして自分の口からはフランス語あまり出てこない。気持ち悪い。フランス語を話していると便秘の気分だ。もしくは逆流性食道炎になった時の、胃液が上がってくるのに、飲み込む感じ。というか、胃もたれしている感じ。とにかく居心地悪い。フランス語に対してアレルギーがないということだけが取り柄か。


 クラスが始まる直前に先生がテキストをコピーしてくれるも、休憩時間後は忘れちゃったみたいで、私がおどおどしていると「あら、ごめんね!というか、気がついたら言ってよ!進めちゃうじゃない!」と冗談交じりに言われる。でもさ、私、あなたの目の前に座ってるのよ。そして生徒数は私を含めたったの7人なのよ。それで私の状況を忘れるわけ?休憩時間に受付でテキストを買おうとするも「あれれ、ヒロコ、どこに行くの?ここでは買えないわよ」とのこと。ん?どうやら近くの本屋さんで買えということらしく、本屋さんの名前をメモしてもらう。


 この本屋さんがくせもの。駅ビルだったので場所はなんとなくわかったものの、まず語学学習テキストを置いているコーナーがどこか不明。結局お店にいる店員さんに3回(3人)聞いて、やっとこさ語学コーナーを発見。大きなカテゴリーは何も書いていなかったので、探すの無理!確かSociete (社会)の中にあったような気がする。なぜ語学コーナーを立ち上げないのか?


 やっとの思いでテキストを手に入れ、駅から帰ろうとするも、今度はネット上の評判通り、駅の中で迷う。私のお家に向かう路線はどれ!?東京の大体の地下鉄ように一つの路線が1プラットフォームにあるのではなく、この駅は二つ路線が一つのプラットフォームにある駅。プラットフォームを間違えたら乗る方向を間違えていることになる。で、さらにウロウロ。プラットフォームを見つけた時には大感動。やれやれ、今日も一日疲れたぞ。

 

 

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パリでのニート生活5日目

 今日は地下鉄に乗る練習。パリの地下鉄が怖くてビビりすぎてGoogleで行き方を調べた後、乗る予定の路線図を手書きする。その後Youtubeでも乗るやり方を検索し、2つほど見てから自身をつける。ついでにカフェでのオーダーの仕方も確認。どうやら入店する際に「ボンジュール」店員さん(男性)に声をかける際は「ムッシュー」を連発すると礼儀正しくて良いよう。礼儀を重んじるところは日本みたい。


 歴史があって有名なカフェドウマゴに無事到着。

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席に案内してもらえるかと少し待っていたが、自分の目の前のおばさま2人がおもむろに席につくのを見て、私も座ってしまう。今度は「ムッシュー」を呼ぼうと話しかけるもなかなか気づいてもらえない(のか無視されている)。せっかく注意を引けたと思ったら「メニュー決めてから声かけて」とのこと。もう決まってるんだけどな。結局「ムッシュー」の良いタイミングでオーダーを取りに来てくれた。ホットチョコレートの朝食セット。15センチのフランスパンを横にスライスしたものと、クロワッサン一個が出てくる。

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ホットチョコレートはトロッとした「たれ」のよう。フランスパンとクロワッサンは普通に美味しい。お会計も「ムッシュー」を呼び続けたが、また相手の良いタイミングでお会計。トイレを借りて店を出る。カフェ周辺のサン=ジェルマン・デ・プレを散歩しても良かったが、今日の課題は語学学校へ通う練習。真っ直ぐに語学学校に近いエティエンヌ・マルセル駅へ。

 

 歩いていくと結局数日前に検索結果に出てきたレアル駅を通る。なんだ、そっちで良かったのか。相変わらずちょっと怖い通りだな。今回はちゃんと学校の場所を見つけることができ、今度は数日前に立ち寄った英語の本屋さんへ。歩いて30分ほどかかるようだったので、気長に構えていたが文房具も買いたいことを思い出し、途中のフライングタイガーに寄る。日本にいてパリ生活の準備をしている際に「フランスは100円ショップ的なものは存在しておらず、同じような品質のものが500円とか1000円相当で売っている」とネット上で読んで、質の低いものを高いお金で買うのは嫌だなと思っていた。フライングタイガーは安いからいいや!


 レアル駅前にはインテリア雑貨やパーティー用品を扱ったお店が数店あり、楽しい。室内に飾れる人工のグリーンたちがいたので、2ユーロのものを2つ買う。

 その後ルーブル美術館の裏、テュルリー公園の裏をどんどん歩いてついに英語の本屋さんへ。買いたかった本2冊のうち、1冊を発見できたのでゲット。レジの優しげなイケメンお兄さん、さっきまでフランス語ペラペラ話してたのに、母国語レベルの発音の英語で「(商品を入れる)袋いる?」と聞いてくる。拍子抜けして2度聞いてしまった。と同時に緊張の糸がいきなりほぐれてお財布を取り出したバッグのチャックを開けっぱなしに。誰にも何も盗まれなかったが、チャックを開けっぱなしにしてしまうほど、ぼーっとしてしまったんだな。でも英語が聞けてホッとした。やっぱ私、英語好きだ!


 今日のミッションを達成して精神的な疲れが出る中、最後のひと踏ん張りで最寄りのコンコルド駅から自宅近くの駅まで一回乗り換えして帰る。自宅駅前では、乗ってたアジア系の若者(彼と一緒にいた人との話の文脈から台湾人?)がドアを開けてくれた。彼らはずっと英語で話してたけど、私の口から出たのは「メルシー」。もはや条件反射。気取ってるわけじゃないです。


 DIYのお店で額縁を買い、近くのスーパーで柔軟剤と洗濯洗剤、ラップを買って帰宅。スーパーでは、後ろで黒人店員さんが私の買ったものを袋に入れようとしてくれていたみたいだけど、自分の持ってた袋にギリギリ入りそうだったので入れてしまう。良い人だなあ。
帰宅すると、疲れすぎて頭がぼーっとする。Netflix見たり、ソファでゴロゴロ。今日もよく頑張った。

 

 

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パリでのニート生活4日目

 3月23日。今日は夫の出勤日。土曜日はデモがあるとのことで、今日は夫の職場(カフェ)に行ってみるだけにする。

 

 職場では日本人スタッフの方々に挨拶。でもいつも通りに挨拶してお辞儀していたら、客として来た白人さんたちに奇異の目で見られた。

 そんなにおかしいか!?日本に来たまえ、普通だから!
カフェではフランスパンとコーヒーの朝食セット3.70ユーロ。

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 帰りは『おつかいどきどき』(子供の頃に大好きだった絵本)だったが、途中で意識高い系のスーパーに寄って買い物。その食材を使って実現したお昼。

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 あまりにもビビりながら早歩きで歩いたので、持って帰ったケーキたちもボロボロ、、、

 

 その後はニートのまったりとした午後を過ごす。夫よありがとう。

 今日一日生き抜いた。明日はもっと緊張する地下鉄の練習。

 

 気がついたこと:
 注:食事中の方がいたら申し訳ございません

 

 自分のウンチが異常に固い。


 硬水は排便を促しデトックスに効く=ダイエットに効く、とネットの記事は軒並み硬水を賞賛していたのに、私の便は固くなるばかり。

おかしいぞ、、、

 今までストレスが溜まるとすぐに下痢になっていた私。だから固い便は良いことなのだけど、こんなに踏ん張るのは初めて。


 それに、どろどろ重い喉越しの硬水を飲むと、なぜか胃が重い。

 水を飲むたびに憂鬱だ。


 そこで意識高い系のスーパーでミネラルウォーター(軟水)を買ってきた。

 ああ、なんて軽い飲み心地!お腹も心なしか軽い。

 これで胃&腸内環境が改善されれば!

 

パリでのニート生活3日目

 3月22日朝8:50ごろ家を出て、オルセー美術館へ。

 夫がもともと持っていたカルネ(地下鉄回数券)を使って3駅乗る。そのホームの探し方も見た感じ複雑。夫も一度間違えていた。自分で乗れるんだろうか(2日目に引き続き)。

 地下鉄の出口から美術館はすぐ。すでに美術館の前に多少の行列はできていた。

 9:30開館、入館料は14ユーロ、オーディオガイドは5ユーロ。

 しかし、5階立ての美術館を完全になめていた。夫の指導により、1階→5階→4階→3階→2階→0階(!?)の順に回る。

 1階→5階まで回ってすでに11:45。カフェを発見してコーヒーとパスタで休憩。

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 普段(忍たま乱太郎の)きり丸並みにお金ラブ・ドケチの夫があまりフランス語を理解しないのを良いことに、デザートメニューをもらってババをオーダー。どうやらラムだけでなくコワントロー系のオレンジキュラソーも混ぜてる様子。シロップのブリオッシュへの染み具合が絶妙。軽くてクリーミーな生クリームが添えてある。こちらも(どちらかといえば)繊細なババとのバランスが良い。

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 夫が水代をケチったので、水なしで5階の途中から観覧再開。印象派のコレクションが続く。

 その後4階、3階としばらく家具と絵画のコラボレーションの階が続く。この辺りから再び疲れてくる。

 2階は彫刻、家具、コレクターのコレクション等、多様。

 もう疲れが限界。

 0階に降り、半分見たところでげっそり。

 カフェを探してレモン味炭酸を飲む。ここで16:30ごろ。

 

 最後の残りを見終わったころには17:30になっていた! 結局1日オルセー美術館にいてしまった。まるで9:30 – 17:30の勤務だ。

 土産屋は本屋と雑貨屋に分かれていた。変な焦げ臭と男性の酸っぱい汗の匂いで充満しており、早く帰りたくなる。が、美術館の前で黒人の男性たちが栗を炒っており、これが焦げ臭だったのだと判明。

 なんで美術館の前で栗を猛烈な勢いで炒るのか?誰も買ってなかったぞ、、、


 くたびれたぬいぐるみみたいな体を引きずって電車でアパート最寄駅へ。

 美術館で作成した買い物メモに従って買い物。製菓材料が多かったからか、今回は私が負担してくれと夫。早くバイト見つけないとな、、、と現実の厳しさを思い出す。

 今晩は夫が職場から余りとして持ってきた菓子パン、カマンベールチーズ、残り野菜でオムレツ。凍らせた水は多少飲みやすい。