ニート in パリ - 行けっ森蔵!

偶然フランスはパリに移住することになった30代女子の生活。なぜか画家のベルト・モリゾに惹かれている。

和食が恋しくて パート2

先日はうどん屋の国虎屋に感動した話を書いた。

f:id:hyper21:20190331234822j:image

 

 日本では、母・祖母・叔父叔母夫妻が祖母の家に大集合しているとのことで、パリの午前中(日本の午後)に電話、パリでの1.5週間の生活を報告。和食が恋しい話をしたところ

「じゃあ作れば?」とのこと。

はい、醤油と、みりんと、料理酒は持参しました。そのせいでスーツケースの重量オーバーしました。和食作れるんですけど、夫が毎晩お店のまかないのサンドイッチを大量に持って帰るので、お米を炊いたりしする隙がないのです(夫と会社に感謝。食費、かなり助かってます。)。しかし、どうしても気楽に和食が食べたく、週末の散歩がてら日本人のやっているカフェをGoogleマップで探す。

 

 徒歩20分圏内に和食のお店を見つけた。レビューを見ると、どうやらフレンチ風にアレンジしたお菓子や抹茶のパフェが有名なよう。食事はメニュー数が少なく、量も少なめでちょっと高いとのこと。うーん、でも他の周辺の和食屋さんは高級か、もしくは評価が低いかどちらか。結局そのお店で一人ランチ&デザートすることにする。けちんぼの夫には内緒(夫はお金を貯めるのが趣味。忍たま乱太郎のきり丸ですな(古い))。

 

 お店にはフランス人のご主人と日本人の妻のカップル&お子さん。

いつもカフェに入るように「ボンジュール」と挨拶して入ると、

「お一人ですか?」

と(日本人に見える)店員さんにフランス語で聞かれる。

「一人です」

と日本語で答えるも、フランス語で「こちらへどうぞ」と反応されたので「あ、アジア系の人か」と納得。どこの国の人なのかな。

 

 抹茶色のお蕎麦や、オムライス、オムカツカレー等ある中で、オムカレー(15ユーロ)にする。抹茶パフェは評判が良いのを知っていたので、いちご抹茶パフェ(12ユーロ)にする。

 待ってる間、フランス語で応対してたさっきの店員さんが先に座っていたファミリーに(日本人としか思えない発音の)日本語でサーブしているのを聞き「ん?」と疑問。でも私には引き続きフランス語でスープを出してくれたり、終わった食器を下げてくれる。

???

私ってアジア系外国人に見えるか?

確かに、今日の格好としては、ブルージーンズに七分袖の黒のカットソー、白いスニーカーにメガネ。黒のウィンドブレーカーで、韓国人に見えなくもない。でも、韓国人みたいに真っ赤なリップしてないしなあ。もしかして国籍不明だった?

 

抹茶スープ。優しい味わい。

f:id:hyper21:20190331234559j:image

 

オムカツカレーの肝心のお味は、家庭の味。(なぜか写真がぶれてます)

f:id:hyper21:20190331234604j:image

カレーはココイチとかで食べれるヤツだ。懐かしい。

ポークカツは、お母さんが昔作ってくれたような味だ。

 

でも、でも、何かがおかしい。二口目で何かが違うことに気がついた。誰だ、誰が犯人なんだ?材料をより分け、カレーだけ、カツだけ、卵だけ、蒸し野菜だけ、お米だけに分ける。カレーよし、カツよし、卵よし(バター効いている)、蒸し野菜よし。むむむ?このリゾットが完成する手前みたいなお米はなんだ!?お米だけ、二口目。そうだ、お前が味を乱す犯人だ!

 このカフェは「在仏日本人の憩いの場」のようなレビューだったし、お店の外には日本人向けの新聞風フリーペーパーもある。このお店の近所での役割は素晴らしい。でも、お米が、お米が、、、(涙) お米粒の形は日本のお米に見えるのに、なぜ?

 がっかりしていたが、とっさにうちの夫が私が炊いたお米を食べたときに言ってたことを思い出す。私が初めてパリでお米を炊いた時は、夫のアドバイス&ネット上の人たちのアドバイスを取り入れて、ボルビック(軟水)で炊いたのである。

 

夫「あーこれなら美味しいね。ボクが水道水(硬水)で炊いた時は美味しくなくて、もう炊く気がしなかった。ヒロも一度試してみるといいよ。水の違いをみるために、さ。」

 

 そうか、この、目の前にある、パサパサで、アルデンテ手前のお米は、もしかしたら水道水(硬水)で炊いたのかもなあ。もしかして、キッチンの人が今日だけ間違えちゃったのかな。

 

 いちご抹茶パフェは、抹茶ホイップクリーム、抹茶アイス、白玉、白ごまアイス、コーンフレーク、抹茶ゼリー、いちご、いちごマカロン(お餅入り)。かわいいルックス。

f:id:hyper21:20190331234610j:image

このパフェは美味しいぞ!!よかった、よかった。

 

 

 お会計時にはなぜかクレジットカードがうまく反応しない。クレジット機械が電波を受信しないのか「キッチン側でもう一回やってください」と(日本人に見える店員さんに)フランス語で言われる。暗唱番号を入れる際は無言で私の目をじっと見ながら機械を差し出してきたので、楽天のクレジットカードと日本語名漢字のサインで私が日本人とわかったようだ。でも、その先もずっとフランス語。

 

やっぱ日本人同士、気まずかったですかね。

 

 


★当ブログではリアルなパリ生活を配信しております★
★こちらのインスタグラムでは「キラキラしたパリ生活」を配信しております★
Http//www.instagram.com/hiroko87yamamoto