フランスの冷凍食品事情 - PICARD
ついていけなくてヒイヒイ言っている日々のフランス語の授業は2つの構成から成っている。
月・火・木・金は教科書の文章読み取り(国語の授業のように)、水はリスニング・仏語作文だ。
「語学学校を終えた頃にはある程度フランス語を話せるようになる」という目標だと、仏語作文の授業が一番ためになる。
最近の授業で面白かったのは「フランスのガストロノミー(美食学・美食術)」だ。
夕食を食べながらYouTubeやNetflixで番組を探していると、いつの間にか料理番組を見ている私は、夫から
「ヒロって食べ物食べながら食べ物の話を見てるんだね」
「舌に支配されてるね」
と言われている。
それだからこのお腹が出っぱなしなのか。
パリの女性はみんなガリガリ。
曲線美&ボリューミーなのは外国人観光客ばかり。
そして私もボリューミーさんである。
ガストロノミーの授業で、
「フランス人人口の半分が、平日は冷凍食品を消費している」
という2016年のデータを見た。
どのように統計を取ったのかは不明だが、意外や意外。
リスニング問題で
「冷凍食品の品質は悪くないし(フランス人が「悪くない」と表現する場合は「すごく良い」という意味である)、
アントレからデザートまで揃って効率的だし便利!パーティーの時も冷食で揃えるわよ!」
というセリフがあった。
いまいち「アントレからデザートまで」のイメージが湧かなかった。
「ゆりかごから墓場まで」みたいな?
そんなに良いもんなんかね?
しかし、近所に冷凍食品専門店PICARD(ピカール)があったのに気がつき、先日夫と入ってみて大感動。
ほんとだ、何でもある!
冷凍野菜に冷凍果物、クラッカーにいろんな種類のパテが乗ったようなもの、飛行機の機内食で出てきそうなメインディッシュ(クスクスやラザニア等、オシャレ)、デザート(マカロン、ガトーショコラ、モンブラン等)、材料としての肉・魚。
セーヌ川ピクニックをした際はマカロンをケーキに仕立てたデザートとオペラ(チョコレートケーキ)を食べてみたが、普通にケーキ屋さんで買ったかのようなクオリティー。
夫によると近年ケーキ屋さんの売り上げは軒並み下がっているようだ。
PICARDがチェーン店なら、ライバルになり得るかもな。
週末は倹約家の夫は仕事。こっそりPICARDを覗きに行った。
お金を使いすぎないよいうに
「家計簿、家計簿、予算、予算」
と頭の中で唱えながら店内を回ったが、誘惑は多し。
結局下記を購入。
(写真がどうしても横になってくれない)
(そしてこっちは逆さま、なぜ?)
このチョコレートの卵は、4月下旬のイースターの時に電車の駅構内に広告が出ていて、すごく食べたかった!ついに割引価格でゲット。
しかし、パッケージデザインの素晴らしさに気がついたのは実際に食べてみた時。
こちらのレモンチキンをご覧あれ。
なんじゃこりゃー!!
「ビフォーアフター」どころじゃない。
確かにパッケージを読むと
レモンチキン&マッシュポテト
と書いてあるが、フランス語の表現の
Potato Douce (優しいポテト)
に期待感が募ったのかも。
もうがっかり感半端ない。
そしてこのフルーツサラダ。
なんだこのつぶつぶついてる葉っぱは?
パッケージを見るとVerbenaということで、つまりはハーブのバーベナ。
でもさっきから口の中にささるんだけど?
味に貢献してくれてるんだとは思うが、それにしてもちょっと痛い。
期待していたのはチョコレートエッグ。
アイスクリームケーキで箱は縦が20センチくらいの大きさ。
しかし、開けてみると中身は半分くらいの大きさで、、、
まるで飼っていたダチョウが待ちに待った瞬間に、目の前で初めて卵を産んだが、思ったより小さかったみたいな感じだ。(そんなシチュエーションあるのか?)
見た目もパッケージと比べてしまうとむむむ、、、
しかし味は本物でした。
チョコレートは濃厚で、どこぞのジェラート屋さんのみたい。
これはわざわざアイスクリーム買わないでPICARD来るかも。
自宅から徒歩10分圏内だから、今後も通ってしまうかも。
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