ニート in パリ - 行けっ森蔵!

偶然フランスはパリに移住することになった30代女子の生活。なぜか画家のベルト・モリゾに惹かれている。

フランスの乳製品とニキビと

フランスの乳製品の種類の多さについては、たくさんの在仏日本人がブログで書いているみたいだ。

 

初めて近所のマルシェに行った時、目の前のイケメン高校生がお母さんのために(?)お使いをしていて、野菜などと一緒に量り売りをしているヨーグルトを買っていた。
私もやってみたいと思い乳製品屋さんへ。
「ヨーグルトありますか?」
と片言のフランス語で聞くと
「あるわよ。(おたまでヨーグルトをすくいながら)こういう(つぶつぶの豆腐のようなボソボソした)タイプと、こういう(クリーミーな)タイプがあるけれど、どっちがいい?」
「じゃあ、クリーミーな方で」

家に戻って試食。


なんだこれ、すごいクリーミーじゃないか!
うまっ。
酸味もさりげない。
その週はそのヨーグルトをガバガバ食べた。

フランスってなんていいところなんだ。

リピートを誓った。

 

次の週はシフト勤務の夫の朝が遅い日で、一緒にマルシェに出かけた。


夫は出不精なので「一旦家から出てしまえばミッション達成」とばかりに、すぐに帰りたがる。
マルシェに行った際も
「手前のお店で買えばいいんじゃん?」
と、一緒に行きたいといっていたくせに、もう帰りたそう。

 

仕方ないのでクリーミーなヨーグルトは諦めて、自宅の近くの通りの乳製品屋さんに寄る。
ヨーグルトがあるか聞くと、スーパーで売ってそうなプチダノンサイズのヨーグルトを指して
「これかな」
と言う。
クリーミーなヨーグルトを買った時に見かけた大きなプラスチックケースを見つけたので、何か聞くと、
「グリークヨーグルトだよ」
とのこと。
うん、まあ、グリークヨーグルトだって、いいぞ。
おじさんにオーダーすると「ほんとにグリークヨーグルトでいいのかね?」みたいな顔をしている。
「グリーク、グリーク」
と強調されるも、私は
「オッケー!」
と威勢よく答える。

自宅で試食。


こりゃあ濃厚なグリークヨーグルト。酸味はほとんどない。
でもなんだろ、別に毎日食べなくても良い味。
あのクリーミーなのにもう一度出会いたい。

 

その次の週は来仏してからすぐに行ったバスティーユのマルシェへ夫と。

クリーミーなヨーグルトあるかな。


乳製品量り売りを発見し、お店のおばさまに聞くと、
「これはヨーグルトじゃないわよ。クレームフレッシュよ(生クリーム)よ」
とのこと。
まあ、これも面白いじゃないか、それでお願いします。

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これがまた美味。


フランスの生クリーム(クレームフレッシュ)ってこんなに(文字通り)フレッシュで、軽くてフワフワなんだ!
フランス人式にイチゴにかけてみたり、メレンゲを焼いてイチゴと乗っけてオーストラリアのお菓子「パブロバ」にしてみたり。

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しかし、あの一番最初に食べたクリーミーなヨーグルト、ほかのお店で売ってないのかな。


語学学校の授業で先生に感動を伝えた時は
「それはヨーグルトとクレームを混ぜたやつかもね。昔はよくあったけど、最近なくなってるの。レアものみつけてよかったわね!」
と言われていた。

 

じゃあ、近所のマルシェの「あのお店」が良かったんだ。

 

しかし、あるときぶらぶらしていた時に疑念が。
その日は朝早くにマルシェに行ったのでお店の人たちもいたりいなかったりの時間帯。


クリーミーなヨーグルトをゲットしたお店をちらりと見たら、ヨーグルトが入っていた容器が2つ。
左側の蓋に
「クレームフレッシュ」(生クリーム)
右側の蓋に
「フェタ」
と書いてあった。

 

むむむ。ヨーグルトじゃない?

 

その週は自宅に近いグリークヨーグルトを買ったおじさんのところに行き、また
「ヨーグルトはない?」
を試してみた。
また同じ小分けのパッケージを示される。


今度はグリークヨーグルトの横のプラスチックケースを指差し
「これは?」
と聞いてみることにした。
おじさん
フロマージュブラン(チーズ)だよ」
とのこと。
「じゃあフロマージュブランで」
とオーダーすると「わかってるよ、これが元々欲しかったんだろ」というような顔をされた。
違うの、前は本当にグリークヨーグルトが欲しかったの。

 

で、自宅で試食。

うーん、これはクリームチーズに酸味を足してフレッシュかつ美味しくした味だ。

本によるとアメリカのサワークリームと同じようなものとのこと。

 

なるほど、つまり、マルシェで量り売りで買える乳製品は、グリークヨーグルト、生クリーム、フロマージュブランね。

でも私のクリーミーなヨーグルトはどこへ?

 

 

ついに、最初と同じ乳製品の店へ行く機会ができた。


「ヨーグルトはない?」
と再び聞いてみる。
するとプチダノンみたいな小分けの容器を指差してくるじゃないか!

 

自分からプラスチックの容器2つを指して
「これは?」
と聞くと、
「クレームフレッシュ(生クリーム)とフェタよ」
とのこと。

 

えええええええー!

 

「ヨーグルトとクレームフレッシュを混ぜてあるやつはないの?」

「ないね。このデザートカップに入ってるのは、フロマージュブランとクレームフレッシュ(生クリーム)だけど。」

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、、、、、、

 

じゃあ、一番最初にヨーグルトだと思って食べてたのは、生クリームだったわけ?


ヨーグルトだと思って山盛りにして食べてたのに!!

 

そりゃニキビ大量発生するし、お腹も出るわけだよ。

 

っていうか、私が「ヨーグルトは?」って聞いているのに、なんで最初のオバさんは生クリームとフェタを見せてきたのか!?


どっちも牛乳を発酵させたものだけど、私みたいな外国人だって、さすがにヨーグルトが生クリームとチーズとは違うんだってくらい、わかるよ!!

 

最近買った本よると、フランスの生クリームは発酵しているらしく、発酵度合いは国で規定がないらしい。


あのオバさん、私がヨーグルトが欲しいって言ったのを聞いて

「ははあ、この中国人、発酵乳製品を食べたがってんな。生クリームかフェタを勧めておきゃいいか。」

って思った!?


フランス人謎すぎる、、、

どうしてたまにこっちが頼んだのと全く別なものが出てきちゃうのか。

 

・・・・・・・


とある朝、牛乳を温めていたら、フルーチェができた(は?)

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インスタントコーヒーと混ぜても混ざらない。
温め過ぎが悪いのかと思い、温め時間を少なくしてトライ。

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それでもまだプルプルした固形物ができた。インスタントコーヒーと混ざらない。

茶こしでこしてみたけど、やっぱり微妙。

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仕方ないから普通にインスタントコーヒーを作って、牛乳入れてみたらまだまだボソボソ。舌触りザラザラで飲めたものじゃない。

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どうしちゃったの。

 

牛乳だけをカップに注いで一口飲んでみた。

 

うおええええーーっ!!!!!!

 

相当苦いっ
そしてちょっと臭い?

 

とっさに洗面所に駆け込んで数回うがい。
攻撃的なゴーヤ味。

 

側で見ていた夫
「それ飲んだんだ?うちのカフェでも同じこと発生したけど、牛乳が悪くなってるのが原因らしいね」
とのこと。
ちなみに後にネット検索してみたが、誰もこの
「牛乳フルーチェ現象」
について書いている人はおらず。

うえええ気持ち悪かった。

 

 

・・・・・・・


フランスに来て顔の皮膚が(乾燥のためか)ホロホロ剥がれてきたので、日本でも有名なビオデルマの敏感肌用を買いました。

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しかし2ヶ月後、今度はニキビ大量発生。
もしかしたらフランス語のストレスと、バター・砂糖たっぷりのパンたち、夫のカフェの残り物食べすぎのせいかもしれませんが。

 

薬局に行って、ビオデルマのニキビ用を買おうとしたところ
「うちでは扱ってない」
とのこと。

勇気を出して
「顔のこれ、これ、なんて言うんですかね(ニキビという単語は口から出てこず)、これを治したいんです」
と片言のフランス語で伝えてみる。

 

「以前は何を使っていたの」

「ビオデルマの敏感肌用です。でも、そのう、あのう、もっと、そのー、、、」

「強いやつね!」

綺麗なお姉さんが下記の化粧品ブランドをおススメしてくれました。

 

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私が「オッケー、オッケー」と頷くだけなので、買う気満々と思ったらしく、洗顔料、化粧水にとどまらず、どんどん勧められる。

なんとかデイクリームと濃厚セラムはお断り。

 

結局、洗顔料、化粧水、ナイトクリーム、マスクをお買い上げ。

94ユーロ。

うへえい。

今週の予算超えたな、、、

 

フランスでは硬水で肌が荒れるフランス人・外国人が多いらしく、顔を水で洗わない(化粧落としだけ)が基本のよう。
お姉さんが勧めてたのは洗顔するタイプ。ちょっと不安。


でも肌っていうのは人によって違うしね。
効くといいなあ。

 

 


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