ニート in パリ - 行けっ森蔵!

偶然フランスはパリに移住することになった30代女子の生活。なぜか画家のベルト・モリゾに惹かれている。

外出禁止中、まだ家の中で生きてます

外出禁止期間がどれくらい続いているかは、カウントしなくなってしまった。
でも確か学校が3/10(月)から閉鎖された気がするので、もう1ヶ月か。
 
外出禁止令を1人で耐えている人は、元々内向的で家が大好きであったり、多趣味であったりしない限り、どんどん精神的に厳しくなっていくと思う。


私は相方と2人暮らしだし多趣味のため、ありがたいことに健康で楽しく生活している。
いつもやりたいこと(料理、菓子、NetflixYouTube、カラオケ、読書等)と

やらなければいけないこと(ジュエリー学校関係の勉強やフランス語等、む昔は資格系の勉強など)

がいっぱいで、むしろ時間が足りないくらいだ。
 

相方と四六時中一緒にいてストレスが溜まるかというと、それほどでもない。
確かに1人の時間があるとより良い。


が、そもそも相方は6月仏検に向けて週末は猛勉強しているし(この状況下、本当に実施されるのか?)、平日は日本本社との購買の仕事があるし、忙しい。

私はというと、毎日の料理・菓子に加え、(CAP試験はないということで多少力は抜いているけれど)彫金の練習、基礎知識(金や銀の融解温度等)のまとめ、フランス語勉強もあって忙しい。


結果、家庭内別居みたいな状況になっている(え)。
 
いやいや、それよりは全然仲は良いのだけど、要するに、お互いに飽き飽きするほどお互いにかまっていられない。
 

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先週初めより、10:00 - 19:00の間は食料品買い出ししかしてはいけないことになった。
より正確に言うと、ジョギング目的のみで外出してはいけないということだ。どうやら、ランナー達が買い物客と接触して菌をうつすのを予防したい、ということらしい。
 
ということで、太陽を浴びたいパリの人たちは買い物袋的な袋を持って、1人もしくは2人、もしくは家族連れで歩いている。

彼らの全員が食料品買い出しに出ているとは思えない。
買い物袋を持っていない強者もいる。罰金の額は今週初めに上がった。詰問されたら払うつもりなのか、普段通りしれっとした顔でグダグダ議論に持ち込んで逃げるのか(フランス人は相手の主張が聞こえないかのように何度も機械のように自分の主張を繰り返す。話が進まないので聞いているこっちとしてはボケた年寄りの話か、ちまたのDJのスクラッチを聞いている気分になる)。


近所のDIYショップは入場制限をかけていた。皆さんはこの期間に家の手作りリフォームでもするのか。
 
私もここ数日は近所スーパーのロゴが入ったビニールの袋をこれ見よがしに持って、近所をうろついている。家周辺半径1キロ、1日1時間以内の外出制限は変わっていないため、そこまで遠くまでは行けないけれど。

 

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↑普段、天気が良い日は人でいっぱいなのに、いない!!
 


食欲とヨガ、YouTubeで自分の欲求を満たしているため、先日1週間弱小麦粉が手に入らなかった時は発狂するかと思った。相方が高いオーガニックの小麦粉を発見し買ってきてくれたものの、今週も近所のスーパーに小麦粉はなかった。

 

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↑相方のおかげでゲットできた小麦粉でふわふわココナッツのケーキ。美味い!


相方は10:00 - 19:00の運動制限が出た途端に買い物がてらの散歩に行く気も失せたようで、まったく外出しなくなった。

最初の2週間、朝早起きして散歩に出かけていたおじいちゃんが、後半で引きこもりの若者になったかのようだ。少なくとも若返っているか。

 

 

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私は最近20度近いパリの気温が体にこたえていて、花粉症なのか普段のアレルギーなのか不明だが、くしゃみ鼻水が止まらずティッシュが手放せない。

東北育ちの私は、どうやら身体に熱を溜めやすいらしく、すぐに体が熱くなる。そして、その不快感が(?)鼻に伝わって、鼻水じゅるじゅるになるのである。
「鼻スプレーでも買ったら?」と友人から言われたが、薬局に言ってフランス語を話すのが面倒臭い、、、

そして日本以外の国の薬はちょっと怖い、、、
 


と言いつつ、最近低容量ピルを飲み始めた。
すると毎月の生理が規則的になって、ニキビの数が激減、生理前中後の体の重さと眠気も改善された!

なにせ生理期間の血の量が少ない。

不自然でちょっと気味が悪いが、身体がラクなのは大歓迎だ!!
 


ここでちょっと猫の去勢の話を思い出した。
去勢は人間の都合のため(子猫を増やさない、発情時のヒステリー的な動きを抑える、等)だと思っていた。

が、去勢をしないとホルモンの働きで猫の身体にも負担がかかり、病気にもなりやすくなるようだ。

そして去勢をすると気分が安定し、大人しくなるらしい。
まあ、自然界では健康で長生きするよりも子孫を増やす方が優先されるのかもしれないが、猫の体に負担がかからないのならば去勢もアリなのでは、と考えが変わった。
 
私の体ってまさに今そういう状態だ!
 
どうやら、ピルを飲むことで血中の女性ホルモンが増え、脳が「ホルモン過剰なので休め!」と命令し、卵巣に排卵が起こらなくなるらしい。生理がある時は、卵巣の厚さを増したり排卵を起こしたりと、体が1ヶ月単位で変わっていく。しかし、ピルでそれが抑えられる。

(参考サイト:https://yoboukai.co.jp/article/562)
 
「化学の力で身体を変えるって何となく気持ちが悪い」と思っていたが、ピルのおかげで体調が凄く良いので、今では面倒でも(フランスの)病院に行き、この先も処方箋を書いてもらおうかと思っている。
いや、本当にフランス語を話すのは面倒なんだけれど、、、


なぜフランス語をしゃべるときは毎回、便秘状態な腹からウンチを出すような気分になるんだろう?(食事中の方、ごめんなさい、、、)
 
 
 
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