ニート in パリ - 行けっ森蔵!

偶然フランスはパリに移住することになった30代女子の生活。なぜか画家のベルト・モリゾに惹かれている。

ジュエリー学校初日終了!

ジュエリー学校初日が終了した。

 

お世話になっているパリ在住日本人の方々より、学校でフランス人の若い女の子からいじめられた話を聞いていたので、相当怯えていた。

やっぱ若い子は容赦ないから怖いよな。


本日なんと朝8:00からオリエンテーション
会場に40人以上生徒がいたので、ビビる。
が、なぜか良い予感がする。

あれ、意外に大人だらけじゃん!?


そして無事、グループ分けで大人のクラスに配属された!
22歳〜56歳の12人グループ。
自己紹介によると、社会人経験のある人が大半。
もうこれだけでも嬉しい!

 

しかし、見事に自己紹介でスベってしまう。

カタコトのフランス語で笑いを取ろうと、

「ジュエリー学校への入学動機ですか?それはですね、ビールをみなさんと一杯やらないと話せないくらい長い話なんですが」

とノリノリで言ってみた。

クラス内、先生を含め誰も笑わない。

にこりともしない。

 

ええええーお酒ネタ、ダメ?

 

ここから一気に緊張してしまい、手が震えてきてしまう。

フランス語がカタコトだからか?

そんなに面白くないか?

おまけに、フランス語に「よろしくお願いします」の表現はないのに、どうしても言わないと落ち着かなくて、でも似た表現に変えられず、まごまご。

話にオチがつかない。

おいおい。。。

 

 

クラスでの外国人は、私と台湾人の23歳女子のみ。
その子は英語を話すことが発覚。
2人で「あーよかった!話せる人がいた!」と2人で喜ぶ。
ベラベラ雑談しながらランチ。


この子、面白い経歴の持ち主。
両親は台湾で半導体の工場のオーナー。
お兄さんは公務員として学校で働いている。
本人はグラフィックデザインを大学で学んだ後、教授の勧めでフランスに来た。
台湾でガリガリ働く両親と、働きすぎる自国文化に触れて、絶対に台湾では働きたくないと思っている。


初めての彼氏はフランス人。英語でやりとりしていた。
今の彼氏はロシア人。英語とフランス語でやりとりしており、ロシア語を勉強しているそうだ。
「ロシア語は難しいらしいから勉強したい」とのたまった友達がいるらしく、尊敬しているようだ。


この23歳台湾人女子、「精神年齢が低い人とは付き合えない」とのこと。

自分の周りの台湾人に幼い人が多かったから、台湾人とは付き合ったことがない、そうで、、、


うーん、これが悟り世代なのかな。

 

自分も大学生の頃は生意気だったけれど(今も生意気だけど)、こんなサバサバしていたかな。

こんな人間・世界に対して分かったような口をきいていたかな?


「人間は年齢じゃない」とずっと思ってきたけれど、10歳年下との会話に違和感を感じ、

「やっぱ若者って馬鹿者だよね」

とチラッと思ってしまうのは、やっぱ歳を取ったってこと?
もしくは私の頭が固くなったか。

 

どっちもだろう。

 

「今時の若者は〜!」なんて言いたくないと思っていたけれど、チラリとそう思ってしまったのは老いなのか。

 

また、私の親戚が歳を取るたびにどんどん価値観が狭くなっていって、自分の意見に凝り固まっていくのを見ていて、
「私が歳を取った時は、ああはなりたくないな」
なんて思っていたけれど、多少仕方ないのだろうか。

 

「いや、歳を取って経験を重ねるごとに賢くなって、同時に色んな価値観を受け入れられるようになりたい。
頑張ろう。

 

今日は一日、フレデリック先生の元で「塗り絵講座」。
え!?

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どうやら話を聞いていると、最終的に、今後職場でお客様?上司?にジュエリーのデザインを提案する際のイラストを綺麗に描けるようになるためらしい。

 

アクリラガッシュをパレットに出して(って懐かしい!中学生時代を思い出す)、ひたすら枠内を塗っていく。
これが奥が深い。
線からはみ出てしまうのはもちろんのこと、筆のタッチが残ってはダメ。

絵の具を筆につけすぎても紙の上で伸びないので、絵の具を墨汁くらいとかないとダメ。

でも絵の具が薄くなればなるほど、水分のせいで水たまりができたりして、筆のタッチは画面に残りやすくなってしまう。

うーん悩ましい。

 


私は細かい作業は苦手。
アート関連の勉強や仕事をしたことのない人はクラスの中でフランス人のおばさま、おじさまと私の3人だけ。

それ以外の人は涼しい顔で塗り絵をしている。


それにしても一つの練習問題に、みんな時間をかけている。
私はとうのとっくに終わっている。

いや、自慢ではない。

早くても私の作品の仕上がりが汚いのは分かってる。
私はどんどん数をこなして上手くなりたいのだ。
だから、今の私の作品を見ないで、あと数枚練習用紙をください、先生。

 

午後は塗り絵は塗り絵でも、グラデーションを作る練習。
先生は簡単そうにやるのだが、実際はこれ超難しい。
両脇から2色を塗って、真ん中で色を混ぜる。

なぜかグラデーションにならず、悶々とする。

周りはできているように見える。

質問すれば先生は答えてくれるが、自分が作った見本を回してはくれない。

自分のやっているのが正解でないのは分かるけれど、どうやったらいいかさっぱりわからない。

どうやらフレデリック先生、生徒にやらせて覚えさせるタイプのようで。

でも私はもっと説明してもらいたいのです、先生。

 

 

今日はこれにて終了。

 

 

一日フランス語の授業だったが、幸い7割は分かった。
しかし、こぼれた3割に細かい作業指示や、何故その動作をやるか、というような重要なポイントが入っているような気がしてならない。


頑張れ、自分の脳。

 

家に帰って夕食食べたらヘトヘト。
学校のポータルサイトにログインするよう言われてたけど、睡魔が襲ってきた。


もう寝よう。

 


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