ニート in パリ - 行けっ森蔵!

偶然フランスはパリに移住することになった30代女子の生活。なぜか画家のベルト・モリゾに惹かれている。

(よもや話)正月飾りについて - あけましておめでとうございます

  夫のいない1ヶ月に1人生活を満喫していたところ、昔は物を飾るのが好きだったことを思い出した。自分の部屋に物がいっぱいだった子供時代、母にインテリアが好きだ、インテリアデザイナーに憧れると言ったら「自分の部屋を見てごらんなさいよ。これで自分にセンスがあると思う?」と一蹴された。たしかに私の実家の子供部屋はたくさんものがあふれていたが、子供のおこずかいで親が設置したあまり好きでない机や棚を捨て、家具を買える・変えることができるはずがない。まったく、子供の夢をつぶすヒドイ母である。
ただ、確かに、少なくとも母には物を飾る才能がある。インテリアにほとんど興味がない夫も、私の実家の飾り立て方には感心しており、母のセンスを褒めていた。母が置物各種を配置すると、まるでオレンジページに掲載されるようなナチュラルかつちょっとかわいい部屋になるのだ。
  父が自分の夢である一軒家を建てる際、内装は母に任せたようなのだが、母は部屋の壁紙や窓のサッシ、お風呂の内装など、多数の部品から良さそうなものを選ぶ作業は大嫌いだったとのことだ。「あんなにたくさんの中から選ぶなんて、そもそも完成した様子がイメージできないし、疲れてしまう」と言っていた。「私にとってはワクワクするような作業だ!やらせてほしかった」と冗談交じりに言うと「代わりにやってほしかった」と言われた。しかし、母がいかに嫌がっていたとしても、母の手がけた内装は無印良品のようなベージュトーンのナチュラルさとで遊び心があり(トイレはピンクの花柄壁紙・浴室はブルーのストライプの壁紙)、かつ温かみがある。どうやらインテリアデザインの才能もあるようである。
  母の性格自体はサバサバしていて、甲高い声は大きく刺さるようで、気がつかずに言いたいことをズバッと言ってしまうような人だ。ただ逆に人にはっきりものを言われると傷ついてしまう。そんな母の繊細な部分が出るのがインテリア装飾・デザイン、洋服の着こなしと手紙である。本人は自分のセンスが良いことも、自分の中の芸術家が繊細でかつ可愛らしいことも全く気がついていない。

 

  そんな母に才能がないと言われても、私はインテリアショップが大好きだ。IKEAはおしゃれなモデルルームがたくさんあって、夢のようである。気に入った部屋はそれごと買いたいくらいだ。クリスマスが過ぎて気持ちが毎年落ち込むのはどうしてかと考えていたら、今まで正月飾りには力を入れていないことに気がついた。ネットで検索すると100円ショップの正月飾りに100円ショップのアイテムを追加して手作りの正月飾りを作るのが数年前から流行っているようである。楽天で買えばいいやと安易に検索し始めたら一点5000円以上するではないか!では、ということで、ネットに出てきた記事を見様見真似で(リンク先をクリックしても作り方は出てこなかったので)、下記の飾りを作ってみた。

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紫のリース部分は最寄りのスーパーで入手し、花は全て100円ショップのものである。
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