ニート in パリ - 行けっ森蔵!

偶然フランスはパリに移住することになった30代女子の生活。なぜか画家のベルト・モリゾに惹かれている。

キャンペーン_私の生活習慣:極度乾燥パリ/フランス語の論理に異議アリ!

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パリでのニート生活の健康習慣はとっても簡単だ。

 

水を大量に飲む!!

 

笑いを狙って書いているわけではない。
パリはものすごく乾燥している。
外気も乾燥していれば、家の中もセントラルヒーティングで常に暖められており、乾燥している。

夜遅くに干した洗濯物が朝起きると乾いている。乾燥機は使っていない。

 

洗濯物にとっては良いが、喉や肌については最悪な環境だ。

喉が渇いて仕方ない。
常に机の上にお茶かお水を用意しておいて、スーパーモデルの方々のように切らさないように飲むようにしている。
移住したての頃、通っている語学学校に飲み物を持ってき忘れ、それが数日続いた後、喉が途端に火をふくかのように痛むようになり、ソッコー風邪になってしまった。
風邪になってからは水を飲む頻度をあげたり、はちみつを入れたハーブティーを飲んだりした。そのおかげか風邪はひどくならず、喉が痛かったり咳が出たりする症状が2週間ほど続いたあと、パタっと治った。

 

肌は洗顔料で洗うと乾燥してしまうので、現地の人たちは拭き取りメイク落とし&乳液を使っているらしい=顔を洗わない。
移住したての頃は日本から持ってきた洗顔料を使っていて問題がないような気がしていたが、湯上りに肌がカピカピになるのと、ニキビが増えてきたのとで、現地人方式に変えた。ちなみに肌は潤うようになったがニキビはそのままだ。
これは現地の美味しいバター&砂糖菓子たちのせい?

 

シャワー上がりの肌も、ボディークリームを塗らないと不調だ。

私の体の肌はいつデリケートな肌になってしまったのか!?日本ではこれは感じたことはなかった。
びっくりしたのが足首〜足の裏の肌である。
乾燥してゴワゴワになっている。
日本では固くなった角質が原因と思っていたが、ここにもボディクリームを塗るようにしたら、幾分か改善が見られた。

 

フランスではタダではステキになれない。

ステキな生活をするために、日々自分で努力しないといけない。

 

・・・・・・・・

 

精神的な健康生活も考えると、ヨガが一役買っている。

体が相当コチコチに堅いので(ロボットダンスなんぞやらせたら、さぞ上手いに違いない)、大してカッコいい、もしくはセクシーな、インスタ映えするポーズはできない。
でも、運動神経が皆無の私には、強度の強いストレッチのようなヨガはやりやすい。
次第に体全体の柔軟性と持久力が上がってくるのもうれしい。

私が気に入ってYouTubeで見ているヨガのビデオは、ストレス発散用やネガティブ思考発散用のものもあったりして、最近フランス語の授業についていけないことや将来の不安を(一時的に)吹き飛ばすのにも良い。

 

アパートの壁には

 

大きく息を吸って
クソを吐く

 

というシニカルなポスターを飾っている。

(これはかなり意訳。実は”Inhale the good shit, exhale the bullshit”である。)

 

・・・・・・

 

フランス語の授業といえば、私はどうやら

フランス語の国語力がないのではないか

という気がしている。


なにせ授業中に先生が投げかける文章読解の質問が理解できない。

例えば今日、フランス語の「論理的分析」とやらをやった。


短いニュース記事を、
Évènement principal (起こったこと)
Contexte (情況)
Conséquences (結果)
Cause (原因)
の4つに分けよ、というものである。


ちなみに教科書には、
Évènement principal :最初に起こったこと
Contexte:事件の情況
Conséquences :事件に続く話
Cause (原因):事件の説明
とフランス語で記載があり、それぞれの仏単語の意味とずれている気がして、さらに頭が混乱。

 

ニュース記事は以下。

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一段落目:
金曜の午前10:30ごろ、60代女性が売店を出たところ男に襲われ、当選していた宝くじの券を盗まれた。
二段落目:
売店のスタッフによると、60代女性は600ユーロ相当の宝くじを持参して来店、換金しようとした。売店には600ユーロがなかったため、スタッフは別の店に行くよう勧めた。店を出る際にドアの脇で新聞を読んでいた男が女性に突然襲いかかり、宝くじを盗んで逃走した。
三段落目:
警察が取り調べを開始した。
60代女性はショック状態で病院に運び込まれたが、命に別状はない。

・・・・・・・・

 

月曜日と火曜日の先生は、質問の答えをホワイトボードに書いてくれないので、この回答も全て口頭で行われた。
そもそも4つのカテゴリーが理解できない私は口頭での答えを聞いても納得できず、また頭に入ってこない。

 

私の疑問:

・そもそも、Évènement principal (起こったこと)にすでに事件の全貌が入っているとすれば、他の3つの要素(情況、結果、原因)がすでに入っているのではないか?

・(上記であるとすると)少なくとも情況、結果は不要なカテゴリーでは?

・もしくは、カテゴリーはÉvènement principal (起こったこと)と原因だけで良いのでは?

・Évènement principal (起こったこと)とContexte (情況)の違いは?

上記は単語の意味を調べて考えた結果だが、仏語の説明を読むとますます4つのカテゴリーの違いが曖昧になっていく。


ご一読くださっている皆様はどうだろうか。

 

 


最近MeetUpで仲良くなったフランス人アレックスにチャットで聞いてみた。


彼によると、

Évènement principal (起こったこと):女性が売店に行った
Contexte (情況):宝くじを600ユーロに換金しようとした
Conséquences (結果):宝くじを盗まれてしまった
Cause (原因):売店が600ユーロを持ち合わせていなかったため


とのことである。


妙に納得だが、自分で次回同じような問題が出た時にできる気がしない。
ということはやっぱり理解していないということである。

 

ちなみに夫は

「もっと簡単なはずだよ」

と言って、先生の口頭での回答に近いようなことを言っていた。

 

一段落目がÉvènement principal (起こったこと)で
最後の段落がConséquences (結果)
間の二段落目にContexte (情況)とCause (原因)が入っている
ということである。

 

夫「最悪、この4つのカテゴリーがわからなくても、新聞記事は読めるわけだし、いいんじゃないの。わからない部分は無視するしかないよね。」
私「でも授業でわざわざ生徒に考えさせているってことは、大事なことなんじゃないの?たぶんフランスの中学校とか高校でやるんじゃないのかな?そんな内容が私が分からないのはヤバイのでは?」
夫「でもヒロは話せるようになりたくて語学学校に行ってるわけでしょ?この4つを理解できても話せるようにはならないじゃない」

 

ああ言えばこう言う。
さすが夫である。

 

私は子供の頃、算数や理科の基礎原則がいちいち理解できず、家族に当たり散らしていた。
一番覚えているのは1リットル=1000ミリリットルが全く分からないということである。


一体誰が決めたんだ?
なんでそうなるんだ?
証明してみろ!
と子供ながらに思った。


ちなみに夫の学校では実際先生が1ミリリットルずつ水を注ぎ入れて1リットルになるのを見せてくれたようである。しごく納得できたとのことだ。

この違いが今、理系の夫と文系の私の違いとなっている気がする。

 

そんな夫は今日も私がブログを書いたりフランス語を勉強している横でパズドラをやっている。
呑気なもんだ。

 

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