ニート in パリ - 行けっ森蔵!

偶然フランスはパリに移住することになった30代女子の生活。なぜか画家のベルト・モリゾに惹かれている。

It's In His Heart (A Red River Valley Novel)

洋書ラブストーリーの紹介です。

登場人物の設定が完全に女性向けストーリーです(笑)

 

It's In His Heart (A Red River Valley Novel)

It's In His Heart (A Red River Valley Novel)

 

 

主人公は元高校教師。最愛の夫との結婚生活も、結婚してから数年で夫がなくなることで終わりを告げる。悲嘆にくれる日々があまりにも長かったため、夫とその親友が所有していた田舎の別荘を、親友に所有権をゆずることで乗り越えようとする。譲り渡す前に最後に別荘へ、と思って行くと、その親友と鉢合わせてしまい、もとからとげとげしい態度の夫の親友とぶつかっていくが・・・という話です。

 

「ぶつかっていくが・・・」ですでに展開が見えますよね(笑)!?

展開はありがちなんです。

何が良いかというと、出てくる周りのキャラクターが程よいパンチの利いた良い人ばかりなんです。一人ひとり個性がないわけではないですが、基本良い人だらけです。

(主人公が親しみやすい女性だから、ということで周りに味方が増えていくかのような書かれ方をしています。)

ですので、安心して主人公と夫の親友との展開に集中できます。

 

また、主人公と夫の親友が自分の殻を割って前進するのが良いところです。(夫の親友は内面的にすこし成長する、くらいの前進程度でとどまっていますが。)

 

主人公は最初はいかにもまじめで保守的な女性に見えるのですが、彼女にはあまり大きな声を出して言いたくない?副業(ロマンス作家)があり、大胆な一面もあるんです。

とげとげしい夫の親友は、実はそこまで性格が悪い男性ではなく・・・。

こんなギャップもお決まりですが、主人公は弱弱しいわけではなく、父親から護身術を習っていて強かったりするので、そこは現代的でグッドです。

 

ただ、主人公や夫の親友がカントリーのベテラン歌手「ブレイク・シェルトン」の歌が好き、という設定は渋すぎて共感できません(笑)。

だって、二人とも20代半~30代前半という年齢設定ですよ!

カントリーはわりと年配の方が聞かれるイメージがあったのですが・・・それともアメリカ南部?の方は若くてもカントリーを聞くのでしょうか。誤認識があったら申し訳ありません・・・。

 

恋愛展開にきゅーんとするとともに読み終わったら温かい気持ちになります。

映画でラブストーリーを見たくなったら、ぜひこちら読んでみてください!

 

(Kindleだったら、単語を押すだけで英単語の意味が出てくるので洋書が読みやすいですよ!)