ニート in パリ - 行けっ森蔵!

偶然フランスはパリに移住することになった30代女子の生活。なぜか画家のベルト・モリゾに惹かれている。

パリでのニート生活6日目

 語学学校初日。まずフランス版SuicaのNavigoを片言のフランス語で買えるかどうかドキドキ。9:00から口頭でのテストとのことだったので、8:00過ぎに家を出、駅へ。事前にネットで調べて写真が必要なのは知っていたので、「写真ある?」と聞かれた時にすぐに出せた。Navigoの仕組みを理解するのが大変だった。結局、Navigoは1日、1週間、1ヶ月単位で買え、日曜日で周期がリセットされる。だから月曜日に買うのがベスト、とのこと。


 地下鉄の乗り換えは昨日練習したからオッケー。8:55学校到着、9:15ごろまで受付で放置される(これがフランスの15分遅刻ルールか!?)。テスト担当が私と私の後に来たラテン系男子の書類を受付で探すも、ない(え!?)。ラテン系男子はちゃんとオンラインの小テストを受けてきたようだ。小テストの存在は留学業者さんから知らされていなかった!しかも、私の後に来たラテン系男子が私より早く口頭試験を受けてる!で、結局30分待たされた後、口頭テストを受け、レベル2とのこと。それが全てのレベルの中でどこに位置するかは不明(そしてどのレベルまでクラスが分かれているかも案内ゼロ)。そしてあんなに大切だと言われた小テストは受けなくて良さそう。「今日から始めたいか」とのことで、いやいや今日から学費払ってるんですけど!?と言いたいのをこらえた(そこまでのフランス語力はまだないし)。午後2:15 – 5:15のクラスに入れられる。時間がかなりあるので帰宅も考えたが、せっかくポンピドーセンターが近くにあるので、行ってみる。が、なんと開館は11:00からとのこと。ただ今9:40。そこで11:00まで近くのスタバで時間を潰す。

 スタバに来るとホッとする。ザッツ安定の味&雰囲気。スタバのトイレが鍵がかかって開かないので、とりあえず11:00ごろポンピドーセンターの前へ。今日は風が強い上に気温が低く、長蛇の列に並んでいる間に凍える。この1週間ぽかぽかの陽気だったので、Tシャツの上にユニクロのレインウェア(の上着)しか着てない私。今日の格好は大失敗だ。扉の前での荷物検査を終え、やっとのこと室内に入ると11:20。近代アートは4階と5階のようで、直行。近代的&工業的&建設当時のオシャレさのせいで、エレベーターはなんと外!また外

寒いし!なんだかこの建物自体がパリっぽくて皮肉だなあ(カッコいい&おしゃれだけど機能性ゼロ)。

 

ポンピドーセンターで凍えながらとってもステキな写真を撮る↓これがパリか。

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 コレクションは大量ではあったけれど、近代アートなのもあって、そこまで時間はかからない。気味悪い感じの音が出る現代アートインスタレーションはとばす。14:15からの授業を念頭に、13:20ごろに下の階のカフェへ。とにかく工業的な内装なので、このカフェも空港の中みたい(イスタンブール空港みたい)。チキンラップ(マンゴーとコリアンダー入り)とカフェラテ。

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 13:50にお店を出て、本屋へ。学校用のノートを買っていなかったので探したかったのだが、ドンピシャ、かなりの種類のノートがある!明日以降じっくりと眺めたい。私は線の入っているノートは嫌い&文字は大きく書きたい派なので、リバティープリント似のオシャレな植物柄のスケッチブック状の大きめのノートを買う。

 

 学校に着いて教室に入ったら、そこにはパイプ椅子にちょこっと机がついているやつが。大きいノートを買ったのを後悔。午前中にテストを受けた際に覗いた教室はちゃんとした教室だったのに!そもそも机に向かった勉強やる気あんのか?(机には向かわず、基本的にはディスカッションや会話中心の授業でした。)私を含め全てアジア人のクラスが始まる。

 

 休憩時間に受付に行き、健康保険について聞いてみるも「わからない」とのこと。さらに「今(授業料)支払いたい?」とのこと(!!)私が驚いているとそれを察し、「あれ、もう支払った?おかしいな、ないなあ。Tokyo Franceとかいう業者だっけか?」とのこと。そうです、と言って入学許可証を出すと「あーじゃあいいや、調べとく!」とのこと。んじゃあ私のこと、生徒として今日初日まで全く知らなかったのねえ、、、

 

 クラスはいきなり会話で始まり、テキストも「先週○○についてCDを聞いたわよねー」という復習からスタート。知らねーし!!どうやら本の内容と書評を聴きながら、dont とouの違いを勉強。レッスン内容はわかるし、練習問題も大方解けるけれど、初日から大量のフランス語にさらされる。そして自分の口からはフランス語あまり出てこない。気持ち悪い。フランス語を話していると便秘の気分だ。もしくは逆流性食道炎になった時の、胃液が上がってくるのに、飲み込む感じ。というか、胃もたれしている感じ。とにかく居心地悪い。フランス語に対してアレルギーがないということだけが取り柄か。


 クラスが始まる直前に先生がテキストをコピーしてくれるも、休憩時間後は忘れちゃったみたいで、私がおどおどしていると「あら、ごめんね!というか、気がついたら言ってよ!進めちゃうじゃない!」と冗談交じりに言われる。でもさ、私、あなたの目の前に座ってるのよ。そして生徒数は私を含めたったの7人なのよ。それで私の状況を忘れるわけ?休憩時間に受付でテキストを買おうとするも「あれれ、ヒロコ、どこに行くの?ここでは買えないわよ」とのこと。ん?どうやら近くの本屋さんで買えということらしく、本屋さんの名前をメモしてもらう。


 この本屋さんがくせもの。駅ビルだったので場所はなんとなくわかったものの、まず語学学習テキストを置いているコーナーがどこか不明。結局お店にいる店員さんに3回(3人)聞いて、やっとこさ語学コーナーを発見。大きなカテゴリーは何も書いていなかったので、探すの無理!確かSociete (社会)の中にあったような気がする。なぜ語学コーナーを立ち上げないのか?


 やっとの思いでテキストを手に入れ、駅から帰ろうとするも、今度はネット上の評判通り、駅の中で迷う。私のお家に向かう路線はどれ!?東京の大体の地下鉄ように一つの路線が1プラットフォームにあるのではなく、この駅は二つ路線が一つのプラットフォームにある駅。プラットフォームを間違えたら乗る方向を間違えていることになる。で、さらにウロウロ。プラットフォームを見つけた時には大感動。やれやれ、今日も一日疲れたぞ。

 

 

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