ニート in パリ - 行けっ森蔵!

偶然フランスはパリに移住することになった30代女子の生活。なぜか画家のベルト・モリゾに惹かれている。

パリでのニート生活5日目

 今日は地下鉄に乗る練習。パリの地下鉄が怖くてビビりすぎてGoogleで行き方を調べた後、乗る予定の路線図を手書きする。その後Youtubeでも乗るやり方を検索し、2つほど見てから自身をつける。ついでにカフェでのオーダーの仕方も確認。どうやら入店する際に「ボンジュール」店員さん(男性)に声をかける際は「ムッシュー」を連発すると礼儀正しくて良いよう。礼儀を重んじるところは日本みたい。


 歴史があって有名なカフェドウマゴに無事到着。

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席に案内してもらえるかと少し待っていたが、自分の目の前のおばさま2人がおもむろに席につくのを見て、私も座ってしまう。今度は「ムッシュー」を呼ぼうと話しかけるもなかなか気づいてもらえない(のか無視されている)。せっかく注意を引けたと思ったら「メニュー決めてから声かけて」とのこと。もう決まってるんだけどな。結局「ムッシュー」の良いタイミングでオーダーを取りに来てくれた。ホットチョコレートの朝食セット。15センチのフランスパンを横にスライスしたものと、クロワッサン一個が出てくる。

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ホットチョコレートはトロッとした「たれ」のよう。フランスパンとクロワッサンは普通に美味しい。お会計も「ムッシュー」を呼び続けたが、また相手の良いタイミングでお会計。トイレを借りて店を出る。カフェ周辺のサン=ジェルマン・デ・プレを散歩しても良かったが、今日の課題は語学学校へ通う練習。真っ直ぐに語学学校に近いエティエンヌ・マルセル駅へ。

 

 歩いていくと結局数日前に検索結果に出てきたレアル駅を通る。なんだ、そっちで良かったのか。相変わらずちょっと怖い通りだな。今回はちゃんと学校の場所を見つけることができ、今度は数日前に立ち寄った英語の本屋さんへ。歩いて30分ほどかかるようだったので、気長に構えていたが文房具も買いたいことを思い出し、途中のフライングタイガーに寄る。日本にいてパリ生活の準備をしている際に「フランスは100円ショップ的なものは存在しておらず、同じような品質のものが500円とか1000円相当で売っている」とネット上で読んで、質の低いものを高いお金で買うのは嫌だなと思っていた。フライングタイガーは安いからいいや!


 レアル駅前にはインテリア雑貨やパーティー用品を扱ったお店が数店あり、楽しい。室内に飾れる人工のグリーンたちがいたので、2ユーロのものを2つ買う。

 その後ルーブル美術館の裏、テュルリー公園の裏をどんどん歩いてついに英語の本屋さんへ。買いたかった本2冊のうち、1冊を発見できたのでゲット。レジの優しげなイケメンお兄さん、さっきまでフランス語ペラペラ話してたのに、母国語レベルの発音の英語で「(商品を入れる)袋いる?」と聞いてくる。拍子抜けして2度聞いてしまった。と同時に緊張の糸がいきなりほぐれてお財布を取り出したバッグのチャックを開けっぱなしに。誰にも何も盗まれなかったが、チャックを開けっぱなしにしてしまうほど、ぼーっとしてしまったんだな。でも英語が聞けてホッとした。やっぱ私、英語好きだ!


 今日のミッションを達成して精神的な疲れが出る中、最後のひと踏ん張りで最寄りのコンコルド駅から自宅近くの駅まで一回乗り換えして帰る。自宅駅前では、乗ってたアジア系の若者(彼と一緒にいた人との話の文脈から台湾人?)がドアを開けてくれた。彼らはずっと英語で話してたけど、私の口から出たのは「メルシー」。もはや条件反射。気取ってるわけじゃないです。


 DIYのお店で額縁を買い、近くのスーパーで柔軟剤と洗濯洗剤、ラップを買って帰宅。スーパーでは、後ろで黒人店員さんが私の買ったものを袋に入れようとしてくれていたみたいだけど、自分の持ってた袋にギリギリ入りそうだったので入れてしまう。良い人だなあ。
帰宅すると、疲れすぎて頭がぼーっとする。Netflix見たり、ソファでゴロゴロ。今日もよく頑張った。

 

 

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